パチンコ台の欠陥、欠点を突いた攻略法
というのは、ホール側が使用禁止を含む
防止策を施します。
そのため、長い期間、正々堂々と使用できる
というのはまずあり得ません。
唯一、それに一番近づいたのが「春一番」の
攻略法ですが、これも「正々堂々かあ?」
という疑問符は付きます。
そんな中、ホール側も文句の言えない、
むしろホール側が「どんと来い」と言える
手法がボーダーライン理論です。
後日、補足しますが、いろいろな条件は付く
ものの、非常に正攻法であり、今でも通用する
考え方です。
概要を言えば、
大当たり確率1/235であるため、千円で30回
デジタルを回すことの出来る機械でも平均で
8,000円ほどの投資が必要。
と、以前書きましたが、これが千円30回では
なく、40回回る台であったらどうか?
という部分です。
千円で40回ですので、235÷40回で、6千円弱の
投資で平均的には大当たりとなります。
その場合、その換金額が7,500円であれば、
「換金額7,500円-使用金額6千円弱」が利益、
勝ち金となります。
そのため、より回る台を求め、その確認手法として
①「千円でデジタルの回った回数を確認する」
②「出玉を計算し、大当たり確率から勝てると
考えられる回転数の台を打ち続ける。」
という正攻法の攻略法が編み出されました。
この方法、聞かなくとも、羽根物では300円で
何回鳴くか(羽根が何回開くか)などで、
自己流としてやっていた方は多いと思います。
でも、これをパチンコ必勝ガイド誌上で紹介し、
全国的に多くの実践者を生み出したのが
石橋達也さんです。
「よく回る台」「よく鳴く台」という意識は
私にもありましたが、具体的に確認できる
手法として、ボーダーライン理論は新鮮でした。
この手法が一般的になり、それを駆使して
パチプロ生活を続けた田山幸憲さんも
同じパチンコ必勝ガイド誌上で、人気者となります。
2021.3.19
ボーダーライン理論が提唱されたのが、
1989年だそうですので、今から30年以上前。
非常に息の長い攻略法です。
これを基準に「時給いくらの、日当いくらの台」
という考え方が生み出され、朝一で良い台を
探し、探したら探したで閉店まで打ち続ける。
というのが基本パターンでした。
でも、これ、相当な重労働であり、その割に
大金持ちとは程遠い収支でしかありません。
特に、最初の千円だけ回って、徐々に
回らなくなるという台もありますので、
1日中、回転数を数え続けます。
昼食の時間も惜しみ、トイレも極力我慢し、
ひたすらデジタルの回転数を日がな数える
毎日。
働かずに生活できる可能性があるとはいえ、
こういう生活を選択するかしないかは
個人の好みとしか言えません。
私?
大当たりが続いて結果的に長時間という
ことはありましたが、やっても1,2時間
ということがほとんどでした。
他にもゴルフだとか、ラグビーだとか、
家族、麻雀、映画等、使いたい時間は
いくらでもありましたし。
パチプロというと何かカッコよさもありますが、
そういうレベルのものではないという気は
していました。
それは周囲の人の呼び方にも表れていました。
曰く、
「パチプー」(パチンコで生活してるプー太郎)
「スロプー」(パチスロで 〃 )
「パチプロ」なんて言い方は雑誌がするだけで、
少々匂うし、実際のホールでは周囲の人たちから
あまり好かれていなかった方々だと思います。