ボーダーライン理論を駆使した場合、
課題となるのは
①いかに早く、他のライバルに先駆け、
より有利な台を確保するか?
⇒出遅れると、良い台がなくなる。
②そのために、どうやって短時間でその台を
見極めるか?
⇒試打で何千円、何万円も使ってしまうと、それを
取り戻せず、負けの要因になりかねない。
という部分です。
A端から千円ずつ打っては移動し、その中で一番
回った台を打つ。
Bへそ(デジタル下のスタート口)の開き具合を
左右の台で比較し、もっとも開いていそうな
台から試打。(横の比較)
などの方法もありますが、効率はよくありません。
一方で、田山幸憲さんなどが提唱していたのが、
「縦の比較」。
これは、前日よく回っていた台のへその開き
具合と、その当日の開き具合を比較するという
ものです。
比較の結果、閉じていればその台はヤメ、
そのまま、もしくは更に開いているようなら
その台を打つということになります。
でも、これがなかなか難しいです。
定規で開き具合を測っておくわけには
いきませんので。
なおかつ、閉められてしまった時の準備に、
他の台の状況も把握しておき、ダメなときは
他の台で縦の比較を行うことになります。
結果、デジタルの回転を数えなきゃならない、
他の台の状況も実はしっかり把握しなければ
ならないわで、相当大変な作業となります。
一方で、へその大きさは前日と同じでも、
そこに至る玉ルートの釘が閉められている
ということもあります。
また、へそとルートが同じでも、アタッカー
周りの釘が閉められ、大当たり出玉が減っている
ということもあります。
1分間で、玉は100個弱発射されますので、
大当たり消化時間が1分延びると、
100個出玉が減り、攻略法の前提が崩れます。
更に、この確認のためには、大当たりの消化
時間を計測するか、その時の大当たりで出た
玉数を計測する必要があります。
これもまた大変なことです。
ホール側もボーダーライン理論対抗策を
次々に打ち出してきますので、両者の果て
しない戦いが延々と続くことになります。
2021.3.20
そもそも釘をいじることは風適法の規制
しているところではあります。
更に、現在はパチンコ機にも設定が採用され、
隣り合った同じパチンコ台でも確率が微妙に
異なるというケースもあります。
何でも、お金を稼ぐという事は大変なことです。
また、多くの場合、ホールからお金を流出
させることになるパチプロの存在ですが、
ホール側にもメリットがあります。
パチンコ店に入っても誰もお客がいない、
または、ある種類の台のところには誰もいない。
こんな状況だと、お客さんがせっかく来場
してくれても、打たずに帰ってしまうかも
しれません。
お客さんがいて、ある程度、ドル箱を
積んでいるというのを見ると、「俺も」
ということで打つ意欲が湧きやすいです。
ましてや、作戦成功、夕方にはドル箱の山を
積んでいるという場合もあり、この場合は、
ホール内の見栄えがとても良くなります。
「おおっ!この店、出してるじゃん!」
ですので、パチンコ店からすれば、真っ当な
パチプロというのは「生かさず殺さず」という
所はあるものの、必要な存在でもあると思います。
ええ、多分、ジグマプロとホールは両者が
合わさって初めてパチンコホールです。
ゴルフ場は、ゴルフ場とメンバーさんが
合わさって初めてカントリー倶楽部です。
「読んだ方がいいですよ」ということは
ないですが、阿佐田哲也さんの「麻雀放浪記」
と同じく、ここにも1つの人生があります。