もちろん、フォアキャディが必要になるのは、
OBジャッジの難しいホールだからということも
ありますが、もっと根本的な問題もあります。
それは、参加者がたいして上手くはないからという
面ですね。
マンスリーSの参加資格はHdcp10以下ですから、
アマチュアゴルファーの中では、圧倒的にお上手な
方々です。
それでもティショットが左右にバラつき、OB打ち
直しというルールでやると進行が遅れかねない
という現実があります。
それを考えると、多くのコースで採用されている
「ティショットOBは特設ティからプレ4で打ち直し」
という制度は正解だと思うんですよね。
そりゃ、
「プレ4なんて制度があるのは、日本だけ。
それも早く進行させるためのコース側の都合で。」
と言われる方がいらっしゃるのは知っています。
「でも、それの何が悪いの?
むしろ、遅延プレーを嫌う多くの人たちからすれば
歓迎すべき制度じゃないの?」
と思います。更に言えば、
「自分がOBをよく打つから余計にそう言いたく
なるんじゃ?
そうそうOBを打たない人は、そんなことに
気付きもしないだろうし。」
という気もします。
「コース側の都合」というよりも、むしろ、
来場者のことを考えた来場者ファーストの措置
なんですね。
ローカルルールを無視して、OBを打つたびに
ティーイングエリアから打ち直しをしている
連中は確かにいます。
まあ、前に遅れず、後ろの組が来ていない場合は
黙認ですが、前の組から遅れていて、あまり上手でも
なく、むしろ相当に下手くそという場合は困ります。
結果、進行がどんどん遅れていくんですが、全員に
打ち直しを認めたとしたら、このようなことが
そこら中で発生する可能性があります。
ですので、「プレ4」という制度があって本当に
よかったなあと今回、改めて思っています。
2023.11.9
1日に10何発OBを打ったという人いますよね?
その人にティショットOB打ち直しを認めたら、
多分、10何発ではなく、30発、40発があり得ます。
ボールももったいないですし、そういう組が1組
出ただけで、全体がだだ遅れになります。
「プレ4なんて・・」という人がいくらいようと、
日本のコースで「プレ4」がスタンダードになって
いる理由は、そういう所からだろうと思ってます。
セカンド以降は新ルール推奨スタイルを用いて
いなければ、基本的にOBの場合は打ち直しです。
そして、4発5発6発と続けざまにOBを打たれる方。
周囲の方々は、「大丈夫、大丈夫、リラックスして」
とか言ってくれていると思いますが、本心は違い
ます。
「お前なあ、もうちょっと練習してから来いや。
コースに出るなんて10年早いわ。」
です。
そして、それを見ているであろう後ろの組の方々も
皆、同様に思っています。それは当たり前の話です。