フルーツパンチは大当たり確率1/240で、
出玉は約4,000個(2.5円換金で約1万円)。
連チャン率が20%ほどありましたので、
連チャンのたびに、1・2・3・4・5万円分と
ドル箱が積み上げられました。
目で見て懐に入ってくる金額がわかり、
そりゃ非常に燃えました。
でも、へそへの賞球は7個で、確率が1/240、
出玉4,000個、連チャン率が約20%
というのは、実はおかしな設計です。
お客さん側のぼろ勝ち仕様です。
実際には、保留玉において、1/5ぐらいで
当たり乱数値がコピーされるという仕組みが
カギだったんですね。
当たりもコピーされるけど、同じ割合で
はずれもコピーされます。
ですので、実質の当たり確率はもっと低かった
ですし、はずれのコピーを防止しようと単発打ちを
すると、連チャンもしなくなってしまいます。
従って、とりわけジグマプロにとっては悩ましい
存在だったと思います。
そして、海物語。
当時としてもきれいな液晶でしたが、
パチンコファンを虜にしたのが「魚群」の
存在です。
「魚群」が出ると1/2ぐらいで大当たりに
なる仕様でしたので、「魚群」が出るだけで、
お客さん大興奮。
ドーパミンだとかセロトニンが分泌され、
脳波がビクンと大活性化します。
従来は大当たりの時にだけ起きる現象でしたので、
「魚群」を採用することによって、ドーパミン
だとかセロトニンドバドバの回数が増えたんですね。
この仕組みは、その後のほとんどの遊技機で
採用されることとなります。
2021.3.30
当時は4,000個(2.5円換金で1万円分)の
ドル箱を用意しているホールが多かったと
思います。
2,300個ほどのセブン機が主流になると
そのサイズに、もっと出玉が減ってくると、
2,000個入り、1,500個入りとどんどんドル箱は
小さくなっていきました。
パチスロも同様です。
ホール側も「ドル箱を積んでいる!」
というイメージを出したかったんでしょう。
容量が少ないと、同じ出玉でも使うドル箱の
箱数が増えてきます。
また、大当たりの時と、魚群出現時の脳の
反応は同じです。
興奮するか興奮しないかだけですので。
じゃあ信頼度を50%じゃなく、30%にして
魚群の回数を増やせば、興奮する回数が更に増える
⇒もっとお客さんが付く という考えも出て来ます。
でも、30%の信頼度だと最初は反応しても
徐々にお客さんが反応しなくなるんですね。
信頼度40%なら、33%ならと、いろいろ脳波
測定も行いましたが、やっぱり50%前後ないと
反応しなくなってしまいます。
テレビにもよく出る脳専門家の大学教授の
研究室で私は実験していましたので間違い
ありません。
まあ、今はもっと進化していて、魚群は
大当たり予告ですが、魚群が出るかどうかの
予告も行うというようなことまであります。
初めて打つ方にはわけのわからない世界
という面はありますが。