支配人が定期的に変わる大手企業のコースでは、
支配人が変わるたびに何らかの値上げが行われる
という気がします。
で、その支配人は前の値上げ理由を知らず、
「新カート購入なら説得力あるだろ。
それでカートフィー上げちゃえ。」
なのかなあ?と。
そうならそうで、元々いるスタッフが過去の
値上げ状況などを伝えるべきだと思うんですが。
来場者の受入れキャパに余裕のあるコースで
あれば、来場数数を増やすことで業績を向上
させることが出来ます。
でも、それが簡単に出来るなら、多分、既に
そうなっています。
一方で、来場数増加の余地があまりないコースで
業績を上げるとしたら、値上げしかありません。
が、ビジターフィーを値上げすると、ネットからの
来場者数が落ちてしまう。
となると、メンバーフィー・年会費を上げるしか
ないと短絡的に考える出世願望者は多かっただろう
と思います。
メンバーフィーが200円上がったからといって
来場回数を減らすメンバーはまずいません。
そして、それは簡単に出来てしまいますので、
行く先々のコースでそれを繰り返す社員が出て、
その成功を見た周囲もそれを真似する。
でも、それはメンバーを犠牲にして、自己利益を
考えているだけの話です。
運営会社自体も長い目で見れば、メンバーから
そっぽを向かれ、損をします。
2021.8.18
企業が手っ取り早く利益を増やしたいと考えた
場合、従業員への支給額を減らすのが一番早い
というのに似た話です。
「(本当は赤字じゃないけど)赤字のため、大変
残念ですが、今回のボーナス支給は〇月分に
減らさざるを得ません。」
とか言って、ついでに、
「本来は出せる状況ではないのですが、
来季こそは業績が上がるよう、皆さんの
努力に期待し、このようにさせて頂きます。」
と、いけしゃあしゃあと付け加えてしまう。
でも、従業員もそれをわかっており、
「こんな時のために莫大な剰余金をため込んで
来たんだろうが。それを出せや。
そもそもが赤字でもねえだろがっ!」
と、経営者への軽蔑度合が増し、会社への
忠誠心が低下して行きます。
そして、すぐに退社とはなりませんが、
「好き勝手しやがって、バカヤロが。」
という思いが蓄積されていきます。
大手ゴルフ運営会社の査定がどうなっているのかは
知らないですが、少なくとも、
「メンバープレーフィー・年会費を値上げした場合は、
能力欠如と見做し、その時点でマイナス査定。」
「上記をせずに業績を上げた場合は、特別査定の
対象。」
ぐらいにすると、だいぶ違うような気がします。
また、茶店を廃止し、その分だけ経費が減って
利益が上がったなんてのもその類の話です。
あれはプレーフィーの中に含まれる来場者への
サービスであり、何かあった時の避難施設で、
元々が儲けるための施設ではありません。
ですので、それを廃止して利益を増やした
なんてのは功績でも何でもなく、逆に安全弁と
サービスを失くしてしまった失策です。
そりゃ、茶店は無くしたほうが利益が上がり
ますし、利用しない人の方が多いですが、
損を承知でサービスとして行っているものです。
(と、私は思うんですけどねえ。)