集客数を増やすためにビジターフィーを安くし、
その分、メンバーフィー・年会費を上げるという
のは、多くのコースで取られてきた手法です。
そして、それが極端になってしまったコースでは
「食事付きでビジター料金がこんな金額なら
メンバーよりも安いじゃねえかっ!」
ということも起こりがちになります。
実際に経験したこともあります。
そういったコースでは、ビジター料金を少し
でも下げられるように、
①茶店の廃止
②バッグの積み下ろしはセルフ
③時間帯による浴場施設の利用制限
というコスト削減策が打ち出されることになり、
メンバーとの軋轢が更に発生することになろうかと
思います。
でも、そういうコースはむしろ、メンバー制では
なく、パブリック制を目指していると思います。
入浴施設、茶店、満足の出来る飲食施設よりも、
安価にゴルフだけを楽しみたいという層狙いです。
そして、そういうファン層も間違いなく存在
しますので、それは誤った方法ではありません。
むしろ、運営会社がそういう方向性に舵を切って
いるのにそこに気付かず、
①ビジターばっかりメチャクチャ入れやがって。
いつも待ち待ちじゃねえか!
②ビジターフィーの方が安くなっちゃうじゃねえか!
③グリーンは穴ぼこだらけだし、バンカーは馴らして
ねえし。
④茶店もいつ開いてんのかわかんねえし。
⑤またメンバーフィー上げやがったし。
とぼやいてみても、それが改善されることは
多分ありません。
メンバーシップ制でのゴルフを望むなら、ほかの
コースに移るしかなく、それがイヤな場合は、
諦めるしかないように思います。
2021.8.19
例えば、メンバーではないけれど土日でも
5,6千円でプレーが出来る。
その代わり、待ち待ちになるし、グリーンも
穴ぼこだらけかもしれない。
でも、その値段で出来るならということを
望む方は、そんなに少なくはないと思います。
また、ゴルフファンを増やすためにも
そういうコースが増えることは良いことの
ような気がします。
始めからパブリックで営業しているコースは
日本では非常に数が少ないです。
そのため、やむなくメンバー制コースを買収し、
「パブリックに生まれ変わらせようとしている
運営会社もある。」
というのが現在の状態かもしれません。
さて、どちらのコースが生き残るんでしょうか?
共に残り、二極性が出て来るような気がします。