当コースでの料金関係の規定は
「第10条 会員は会社の定める年会費及び諸費用を負担する」
しかなく、その金額の決め方は、言ってみれば
自由です。
私が入社して6年ですが、その間でメンバーフィーの
値上げが行われたのは、一昨年の税込み200円UPだけで、
そう簡単にやるべきではないと考えています。
この時は消費税率の変更とナビ導入があり、
担当者としてもメンバーさんに対して、
「これは勘弁してね。」でした。
そして、実際にメンバーさんからのクレームは
拍子抜けするほどで、全くありませんでした。
むしろ、
「よくぞ、ナビを入れてくれた!」
というご意見の方が多かったです。
私どものコースで導入後、近隣コースでナビが
バタバタと導入されたという経緯もあり、
メンバーフィーの値上げを伴ったけれども、
ナビ導入はやって良かったと思っています。
また、当コースでは5・6月に来場されると
来場のつど、500円割引券をお渡ししています。
7・8月のご来場にそれをご提出頂ければ
その日は、プレーフィー500円引きでラウンド可能
という制度です。
冬季も同様のことをしていますし、お誕生日
当日はメンバーさんのプレーフィー無料も始め
ました。
結果、当コースではトータルで考えると、
メンバーフィーは値下げ傾向です。
おかげさまで、多くのメンバーさんたちの
来場頻度が高まっています。
2021.8.20
たかが500円と思われる方もいらっしゃるかも
しれません。
確かにプレーフィーが17,000円としたら、
そこからの500円値引きは微々たるものです。
ですが、メンバーフィーからの500円引きは
大きいです。メチャでかいです。
一方で、このシリーズで触れてきたメンバー
フィーや年会費の値上げ。
これは会員の構成が変わって来たから
より問題が大きくなったという面もあります。
かつてのメンバーさんは、それらを自腹で
支払う人が少なかったんですよね。
会社だとか経費で支払っていたため、自分の腹が
痛むという方はかなり少なかったと思います。
接待ゴルフの方々などもそうです。
でも、今はサラリーマンor元サラリマンメンバーが
圧倒的に多いです。
ですから、値上げについてはシビアな人が多いと
思いますし、それは当たり前でもあります。
そこに気付かず、安易な値上げを繰り返して来た
コースも多いような気はします。
当コースで、もし先々メンバーフィーを値上げする
ようなことがあるとしたら、
「1年だけ限定で、税込み100円の値上げをさせて
下さい。バンカーの砂を買います。」
とかでしょうか?
「砂ぐらい買えるだろが!」
と言われてしまいそうですが、インド洋の
セーシェル諸島から真っ白な砂を輸入しますので。
まあ、その場合、皆さんのウエッジは塩分で
錆びることになりますが。