「嫌われるゴルファー」というのをネットで調べると、
多くのサイトで「プレーの遅いゴルファー」
という指摘があります。
「態度が悪い」とか「口が悪い」
というのも同じように指摘を受けがちですが、
それだけ嫌う人が多いのに、なぜ多くのゴルフ場では
ラウンド進行が遅くなりがちなのか?
という理由を書いてみます。
『プレーの遅い人は極めて少数なのに、
その影響力がとてつもなく大きい』
来場者200人で、アウトのトップスタートの組が
3時間半かかったとします。
その場合、アウトの後続の組は徐々に
スタート時間が遅れ始め、
予定スタート時間から3時間半以内で回ることは
物理的に不可能となります。
当然、2時間15分等で回れるわけがありません。
順調だったインスタートの組もアウトに入った瞬間に
上記の影響を受け、
休憩時間が非常に長くなるか、
各ホールでの待ち待ちに遭遇することとなります。
結果、1組4人が原因で残りの196人は
スロープレーを強いられることになります。
もう少し言うと、そのトップスタートの組の4人が
揃いも揃ってプレーが遅い
ということはまずありません。
その中の1人か2人だけです。
つまり、上記のケースではたった1人か2人が原因で
残りの199人ですとか198人がスロープレーを
強いられるということになります。
「だったら、ゴルフ場側でその1人か2人を特定して、
何とかしろよ。」
というのは正論で、ゴルフ場側が本当に
気を付けなければいけない部分です。
しかしながら、その原因となる人を探し出すのは
末尾の吹き出し漫画のような例もあり至難の業です。
「前が遅いのに、なんでたまたま空いた時を狙って
『前が空いています。急いでください。』
って言われにゃならんだ?」
ということもあります。
願わくば、自分の組が原因とならないよう、
お互いに声を掛け合って
スムーズなラウンド進行をというのが
コース側の切なる願いです。
勝手なゴルフ場側の言い分と
指摘を受けても仕方がないですし、
ほとんどの方は遅れの原因にはなっていないのですが、
なにとぞよろしくお願いいたします。
まさか、ラウンド進行の遅れとは無縁に思える速い方々が、
実はその原因になることもあるとは誰も思わないでしょう。
確かに「どうせ詰まるからゆっくりしていこう。」
という気持ちも十分にわかるんですが。
2017/10/2