「なんのこっちゃ?」と思われる方もお見え
だとは思います。でも、あるんです。
注:2023年の改正により、「遠くで見つかったボール
の確認のため」の場合は更に1分間の追加が認められ
ていますが。
打った球が見つからない場合、規則上は3分間の
捜索が認められています。
ただし、それを権利とは思わないでください。
最長で「3分間」までです。(注を参照)
前の人がティショットをした後、或いは、前の人が
パッティングをした後、40秒以内に自分が打てば
問題は起きないです。
ただ、別に10秒後に打っても問題はありません。
そして、上記は共にルールブックに記載されている
事項です。
一方で、当コースの競技ルールには次の条項があります。
ルールブック的に言えば、「ローカルルール」に属する
ものです。
で、この「ローカルルール」の記載と、ルールブック
に定められた3分間、40秒のどちらが優先されるのか?
ということが本日の話です。
あるホールに到着したら、前の組はグリーンを上がって
いて、当然、1度目の警告が発せられた。
次のホールに行ったら、また前の組はホールアウト
しており、2度目の警告が発せられ、全員が1ペナ。
しかし、
「俺たちはルールブック通りに、3分間、40秒は
きちんと守ってラウンドをしていた。
ルールブックの記載には抵触していないんだから、
全員が1ペナなんて納得できない!」
という言い分が通るのかどうか?という問題ですね。
長くなりましたので、回答は明日です。
2025.2.13
上記で球を探すのに認められている時間は「3分間」
と書かせて頂きましたが、これはゴルフ規則の規定
です。
一方で、当コースの「競技ルール(ローカルルール)」
ではそれを3分間」ではなく「1分」としています。
ですので、当コースで開催される競技においては、
1分を超えてしまうと、1打罰の対象になります。
この事例を考えれば、明日の内容もおおよそご推測
頂けることでしょう。
そして、この1分間、当コースのローカルルールと
いう位置付けになりますが、競技に参加されている
方々でもご存じない方がお見えのようです。
改めて、ご記憶願います。
ちなみに、「3分間、40秒を守っていたのに前の組に
遅れる」ということがあり得るのか?
全然、あり得ます。
ハーフ2時間15分を最低ラインとして計算すると、
1ホールは15分となります。
実際にはホール間の移動もありますのでmax14分。
で、4人がそれぞれ3パットし、それぞれ40秒かけた
とすると、4人×40秒×3回=8分。
となると、それよりも短い時間である残り6分で
ティショット・セカンドショットを全員が打ち
終わる必要が出て来ます。
そんなことは出来ないし、途中2人がボール探しで
3分ずつを使ってしまうと、全員、ショットをする
時間が「0」になります。
ですので、3分、40秒なんてのは権利じゃなく、
どうにもという時の限定的に認められた最長時間
と考えた方がよいです。
急がされて、
「40秒(or 3分)というのは規則で認められている
はずだ!お前らは、ルールを知らんのかっ!」
と開き直る人がいたとしたら、その方は恐らく
ゴルフには二度と誘われません。