昨日に続いて、
について、
「俺たちはルールブック通りに、3分間、40秒は
きちんと守ってラウンドをしていた。
ルールブックの記載には抵触していないんだから、
全員が1ペナなんて納得できない!」
という言い分が通らないということの2回目の説明
になります。
再びルールブックを持ち出しますが、
1委員会の役割
ゴルフ規則では委員会を「競技またはコースを管理
する人、またはグループ」と定義しています。
という規定があります。
そして、その委員会の責務としていくつかあるん
ですが、そのいくつかの中に次の2点があります。
• 一般的なプレーのためのローカルルールを制定する
• ローカルルールを見直し、追加の(競技会用の)ロー
カルルールを制定する
てことは、ローカルルールはルールブックの中で
定められているから、コース側が制定出来るん
ですね。
そして、その委員会(コース運営サイド)が管轄する
コース内ではルールブックの記載よりも優先される
ということになります。
例えば、「プレ4」などもそうですね。
ルールブックには記載されていませんが、そのコースの
ローカルルールとして制定されていれば、そのコース内
では強制力を持ちます。
従って、前に遅れればそのつど警告を出す、それが
積み重なれば最悪、失格になるというローカルルール
は、3分間、40秒よりも優先されるということです。
「ローカルルール」と言うと、「コース側が勝手
に決めたんだろ?ゴルフ規則にもないことを勝手に
決めやがって」と思ってる人もいるかもしれません。
でも、そのコース内においてはゴルフ規則に基づい
た立派なルールなんですね。
ですので、ルールブックの記載には抵触していない
プレーだったとしても、ローカルルールに抵触して
いれば、最悪、全員が1ペナになるということです。
更に言えば、これらの時間、「使わなければなら
ない」のではなく、「使える」「使ってもいい」
というだけです。
ですので、これを拠り所に時間を目いっぱい使っ
ちゃう人が同伴者にいると、最悪、他の全員が
失格になる可能性も出て来ます。
目の前のことだけで物事を考えるのではなく、全体
を考えてプレーをして頂ければと思っています。
2025.2.15
このローカルルールで注意をしなければならない
のは、
「ボール処置をマスター室に確認中、怪我による
プレーの中断中等、やむを得ないと考えられる
場合を除く」
ですので、他の場合は、いかなるケースも厳格に
このローカルルールが適用されるということです。
結果、遅れがちになっている状況、警告が来るかも
という状況で、バンカーで何度も打つ、OBを繰り返す
となってしまうと恐らく警告が発生します。
そして、ゴルフではそういうケースがいつでも起こり
得ます。
従って、そういう事態が発生しても大丈夫なように、
なるべく前との間隔を空けないようにしておくことが
必要となります。
なってしまってから「そういうことはゴルフには
あるもんしょうがないじゃん」と言っても、申し訳
ありませんが、それは通りません。
そういうことが起きても大丈夫なよう、常に前の組
には遅れないようなプレーをお願いします。