この瞬間ですね。
まだ3-14で、劣勢ながらまだまだ
と期待を持っていた後半28分。
南ア№9のデクラークがハンドオフを
決めて、トライを確定的にした瞬間が
まさに日本が突き離された瞬間
です。
タックルの基本は
①肩で相手の身体を押し込む
②両手で相手の身体を固定し、引き込む
です。
その都合上、頭がまず相手に届こうと
しますので、頭・顔・肩のどこかを
手で押さえられ、重心を外されると
肩が入らず、タックルは失敗します。
上の写真ではジャストタイミングで
カウンターのように顎を押され、
タックルを外されています。
ここまできれいに決まる
ハンドオフもそうはないです。
その後は、マイボールラインナウトを
取られるわ、ジャッカルはされるわで、
一気に敗戦へと向かい、
「やっぱ、南アフリカ、つっえ!」
と思い知らされることになります。
2019.10.23
南ア・スクラムハーフのデクラーク。
負けたニュージーランド戦でも
メチャ目立ってたんですよね。
日本戦でもスクラムハーフながら、
いの一番にディフェンスに行く姿が
何度も映し出され、嫌だったんですよね。
本当に嫌でした。
「途中交代して、早く引っ込まねえかな」
と思ってたんですが、なかなか交代せず、
彼がようやく交代してくれたのは、
試合終了の6分前でした。
ちょっと意地の悪そうな顔に見え、
実際、日本にとって意地の悪いことを
一杯してくれたのですが、
スクラムハーフとしては、今まで
見て来た選手の中でも№1じゃないか
とも思いました。