よくあるやり方が、
先に結論だとか、持っていきたい方向性があって、
それを実現するために
都合のよい事実だけをピックアップ、
都合の悪い事実は隠したり、取り上げない
という手法です。
TV番組や雑誌の記事でもこのパターンは
よく見る気がします。
会社などの組織でも、専門ではない方が
決裁権を持っている場合、
専門家集団にやられてしまいがちな
手法でもあります。
そして、改ざん等はウソになりますが、
この手法はウソとは言えず、
事実と言えば事実です。
もちろん、ウソではないから許される
ということでもなく、むしろたちが悪い
と言えます。
新型コロナをめぐる地方自治体ですとか、
各国家の公表値にもそれに近いケースが
あるようですし、ありそうだとも思います。
ですので、判断する側の防衛手段としては
まずその人・組織が信用できるのかどうか
という部分が一番大事になります。
それゆえ、まずは「信用させる」という
ことを先に始める方もおり、
いたちごっこと言えばいたちごっこ
という面もあります。
(詐欺師の手口はそうだそうです。)
いずれにせよ、説明を受け論理的に考える
能力のほかに、信用できる人かどうかを
見抜く眼力が重要になってきます。
人間って、
それまでに行ってきた行為の積み重ねが
顔立ちや言い方、立ち振る舞いに出てくる
という面がありますので、
そういう部分で判断するとか、
周りの人のその人に対する評価などが
参考にもなります。
その人の何気ない所作で「あっ」と
気付く場合があります。
でもこれ、天性の感覚として備わって
いる方もいらっしゃると思いますが、
多くは、何度も痛い目に遭って培われる
という部分が大きいと思います。
社会の荒波に揉まれるってのは、
ある意味そういうことかもしれません。
2020.6.5
ゴルフ場で、トラブルのあった場合
双方の表情や感情の高ぶり、言い方で、
悪い方はたいていわかります。
多分、それはゴルフ場だけでなく、
どこだろうが同じだと思います。
でも、
「長年、ずっとずるいことをして生きて
きましたって物語っているその口ぶり、
貴方が悪いんでしょ?」
とはなかなか言えないです。
言えないけれど、わかりますし、
周りの人もそう思っています。