でも、全ての人とは言いませんが、頭の方は
これから先、まだまだピークを迎える人が圧倒的に
多いと思います。
↑これが一昨日の話です。
多分、お若い人は
「50や60の親父、ましてや70、80の爺にそんなことが
あるわけねえじゃねえか。」
と、思われることでしょう。
まあ、そう思われるのも無理はないかもしれないとは
思います。まだ、そこまで生きた経験もないはずですし。
でも、例えば、葛飾北斎。
彼は90才の死の間際で
「天が私の命をあと5年保ってくれたら、
私は本当の絵描きになることができるだろう。」
と言い残したそうです。
これは、100才がピークとは断定出来ないけれど、
90才の今よりも少なくとも明日以降は画業が進歩する
と考えていたということだと思います。
画業の進歩、これは手先の器用さだとか
絵の構成力など、即ち、頭でコントロールして
いる部分のことを指すような気がします。
頭脳の進歩というか、脳の働きには本当にそら恐ろしい
ものがあると思っています。(つづく)
2023.2.19
じゃあ、人間は90~100才が頭のピークなのか
というと、これはほぼ間違いなく違います。
身体的な能力でもそうですが、人間というか
生き物には個人差、個体差がつきものです。
そのため残念ながら、30代、40代で劣化して
しまう人も多々いらっしゃると思います。
個体差故に、北斎のように90才になってもまだ
ピークではないと感じる人もいるのでしょう。
また、病気等で脳の働きを劣化させてしまう
ケースも考えられます。
一方で、個体差があるということは、ピーク時の
その高さ、ポテンシャル度合いも人によって異なる
ということを意味します。
めちゃ年寄りだけど、とんでもないポテンシャルを
持っているご老人も多分、どこかにいると思います。
ただ、自分の脳の劣化や元々のレベルの低さに
気付かず、権力を手放そうとしない人の中に、
そういう方ははまずいません。