まず、タイトルを本来は、
何故ゴルフをして来ている年配者は元気か?
に変更する必要があります。
男性の年配者だけではなく、女性もお元気
ですので、上記のようにしたかったのですが、
そう書くとなんか固い感じがしてしまい、
「おじいちゃん」としています。
さて、
①団塊の世代の方々が全く元気
70才を過ぎる辺りから続々と離脱していくのでは?
と思われましたが、全然です。
少し前のブログでこのように書いたのですが、
これには少々、補足が必要です。
ゴルフでなくてもいいのですが、単に「運動を
している」のではなく、「運動を続けて来ている
方々は」という部分が抜けています。
筋肉は使わなければどんどん衰えていきます。
衰え方には2通りがありそうです。
①筋繊維そのものがが細くなる。
使わなければ細くなり、ボディビルダーは
2,3日のトレーニングで、あのような筋肉が
いきなり付くのではありません。
ですので、「運動をした」だけでは、多少維持
出来るかどうかだけで、やらない期間が多ければ、
筋肉繊維はどんどん細くなっていきます。
筋肉は運動したから付くのではなく、運動を
し続けて来て初めて太くなり、それを続けない
限り、どんどん細くなります。
②筋繊維の数自体が減少する。
調べた限りでは、筋繊維そのものが減少するのか、
筋繊維のうち、速筋だけが減少してしまうのかは
わかりませんでした。
トレーニングをしないと、 速筋が遅筋に変わって
しまうのかもわかりません。
ただ、速筋が減少するのだとしたら、ある程度の
瞬発力を必要とする運動を続けて来なければダメ
であろうと思います。
即ち、ジョギングだとかウォーキングだけでは、
速筋の減少を防止できず、筋繊維が減少してしまう
という可能性があります。
ゴルフというのは飛ばそうとするスイング自体で
速筋を必要としますし、飛ばしたいという気持ちから
筋トレを続けている方もいらっしゃいます。
ですので、「団塊の世代の方々が全く元気」という
よりも、「団塊の世代の方々で速筋を使う運動を
ずっと続けてきた方々は全く元気」なのかもしれません。
筋肉を付けるにはある程度の時間が必要ですが、
一旦付いてしまえば、運動を続ける限り、
劇的に減少してしまうものでもありません。
ゴルフでなくても結構ですので、ジョギング
等だけに頼らず、瞬発力を必要とするトレーニングも
と思います。
2021.8.12
今では「筋肉バカ」どころか、筋肉と脳の
密接な関係もわかって来て、今まで以上に
筋肉の重要さが認知され始めています。
もっともスティーヴン・ホーキング博士の例もあり、
「じゃあ、筋肉鍛えれば頭が良くなるのか?」
ということにはなりません。
元々、筋肉質の人、筋肉が発達しやすいタイプの
人がいるように、
元々、思考脳のポテンシャルの高い人もいて、
トレーニングで皆が皆、同じレベルに到達できる
という話ではありません。
体操の筋骨隆々の金メダリストは、筋骨隆々だから
練習すれば100m走でも金メダルを取れるという話でも
ありません。
ただ、人間というか生物の構造は、ある部分だけを
鍛えればよいのかということではなく、身体全体が
複雑に関係しあっているため、そう単純ではないよ
という話です。
そんな中で、筋肉を鍛えなければと言っても、
ひょっとするとそれは「遅筋」ではなく、
「速筋」のことなのかもしれないという話です。