「加齢とともに筋力低下」
これを思う時に思い出すのは、稀代の女性
スプリンター、福島千里さんです。
知る限りでは、日本史上最高の女性スプリン
ターだと思います。
女性スプリンターとしては、人見絹枝さんとか、
依田郁子さんらの活躍は今も伝えられています。
彼女らの方が相対的によりという面はあるかも
しれませんが、彼女らは私の中では伝説であり、
やはり福島さんがとなります。
2010年の100m走、2016年の200m走で日本記録を
出し、それは未だに破られていませんし、選手と
しての息も長かったです(100m日本選手権8回優勝)。
そんな彼女がある年を境に急激にタイムを落とす
ようになります。
それもプロ宣言をし、専門のチームを立ち上げた
前後の時期だったと思います。
よりトレーニングに取り組むことが出来るように
なり、これで世界に対してもと期待していた矢先
だったのにというイメージがあります。
それで、「なんで記録が出ないようになったのか」、
「やっぱり加齢というのは筋肉に大きな影響を
与えるのか」と強く思ったんですね。
こちらは以前掲載したグラフですが、元々、トレー
ニングをしていなかった人が、それをすることにより、
飛距離などを伸ばす、増大させることは可能です。
でも、言ってみればずっと目一杯のトレーニング、
それも多分、現在考えられる最高峰のトレーニング
をしてきた人が記録を落とすようになってしまう。
もちろん、スポーツですので故障等があったの
かもしれませんが、考えさせられちゃう事例だった
んですよね。
この件はずっと頭の隅にあったんですが、この頃、
ひょっとして、原因の1つは「ミトコンドリア?」
という気がしてきました。
つづく
2024.3.5
私たちが小学校だか中学校で習ったミトコンドリア
というのはこんな感じです。
「ああ、ミトコンドリアね。」
と、一発でわかります。
でも、今どきに紹介されるミトコンドリアって
こんな感じです。
これを「ミトコンドリア」って言われても、
「えっ!そうなん?」となってしまいます。
そして、実際の画像で言うと、
「これは~、小さなクラゲ?」
という感じになってしまいます。
まあ、一番上の画像は学習用にデフォルメされた
ものだから仕方ないんでしょうけど、実態とは
かけ離れたものがイメージとして残ってます。