机上の学者や評論家ではありませんので、
本質的な所をズバッと書いてみます。
失敗した企業に対するしがらみもありませんし。
本当にズバッと書いてしまえば、
実力主義、成果主義に
肝心要のトップがそうなってないから
です。
①業績悪いなあ。
何とかなんねえのかっ!
②欧米で行われてる成果主義、実力主義を
導入したらどうです?
日本でも流行ってますよ。
③っ? おおっ、そりゃいいわ!
業績回復間違いなしだわ。
年功序列で上げちゃった連中の給料も
下げれるし。
④ええ、一石二鳥ですよ!
⑤成果主義、実力主義とは名ばかりで、
肝心の「正当な評価」が出来ないため、本当に
成果を上げた人を評価できず、逆に冷遇。
成果なんて上げてもおらず、むしろそれを
妨害していた社員を見抜けず、逆に高評価
という事例も頻出。
若い頃に、年功序列の名の元、いくら成果を
上げても給料の上がらなかった年輩社員も
猛反発。
⑥あいつもこいつも退職届だと。
⑦まあ、いいじゃないですか。
奴ら、成果なんて上げてないんですし。
(ホントはメチャ上げてる、上げて来た)
成果を上げている社員(ホントは上げてない)
だけが残り、逆に少数精鋭で業績回復間違いなし
ですよ。
⑧それもそうだな、
「少数精鋭で世界征服しちゃうぞ!」
ってか?
⑧数年後、当然のことながら、
更に業績は下がり、希望退職を募り、
営業所縮小併合を行うも、やはり好転せず。
そして、それでも経営者は交代せず。
きちんと評価ができ、経営もちきんとこなせる
経営者であれば、業績が急激に下がるという
こともなく、元々、大変革は必要ありません。
(コロナ過という特殊な例はありますが)
一方で、給与体系は社員にとって一生ものの
ことですので、社員が納得できない限り、
安易に大きく変えるべきものでもありません。
そういうことすらわからず、評価する力量も
ないのに、安易に採用して失敗したケースが
多発ということだと思います。
「実力主義」、「成果主義」というのは。
「成果主義」「実力主義」という言葉が格好
いいため、その名に隠れて主目的を中高年層の
給与カットにしてしまったという部分もあります。
カットされたという話は星の数ほどありますが、
主任だとかがいきなり部長になった、役員になった
という話など聞いたことがありません。
いきなり給料が10倍になったという話もありません。
あるとしたら、社長の息子、縁者が20代、
30代で役員になったという話だけです。
まあ、そういう空想をしてしまった
というだけの話ですが。
2021.3.9
「成果主義」「実力主義」は、きちんと評価が
出来るのであれば、一番良い方法だと思います。
歴史もそれを証明しています。
エースのフォローをすれば、自分にも恩恵が
来ることがわかるため、安易に妬んで足を
引っ張るということもないです。
評価がきちんと行われていないと、その隙を
突くズルい人間が評価を受けがちになり、本来
受けるべき人間が讒訴されるというだけです。
私が以前、在籍していた名古屋のパチンコ
メーカー。
30%弱の希望退職募集、8つの営業所を3つに
縮小統合だそうです。
社長?
もちろん、そのままのようです。
そりゃ、彼だけは実力主義、成果主義による
評価の外側に存在していますので。
元の同僚たち、どんな顔をしているのかと
大変、気になります。