白鵬は間違っていなかった
昨日に引き続きですが。
前日と同じく感じた部分を抜粋していますので、
全文は上記の記事をご参照ください。
―照ノ富士関は何が変わったのでしょうか。
最初に大関に上がったときといまの顔つきが
別人になっているんです。
経験などがすべて染みわたると、人間ってあんな
ふうに悟りを開いて落ち着いた顔になってくるのか
と思うと、成長ってすごいなと思います。
本当に強い横綱になりました。
注 確かにそう思います。
怖さは変わらないですが、人格が良い方に
飛躍したような印象があります。
―照ノ富士関はいま、横綱の品格を模索しています。
親方にとっての品格とはどんなものでしたか。
『平常心』。ただそれだけでした。
横綱がやれば、それは横綱土俵入りだと
いわれるのと同じで、横綱が『これが品格だ』
といえばそれが品格であり、定義はないんです。
朝青龍関は『品格は強さだ』と言っていましたが、
それはそれで朝青龍関らしくていい。
いろんな横綱がいていいんだと思います。
2022.1.9
「品格」については横審や理事会の捉え方と
大部違います。
白鵬と同じように「横綱の品格」が問われ、
引退にまで追い込まれた朝青龍。
いや、彼は「荒ぶる龍」という感じで、周囲を
圧倒した本当に素晴らしい横綱だったと私は
思っています。
そもそも「品格」っていうのは、
「その人やその物に感じられる気高さや上品さ。品位。」
ですので、人によって感じ方が違うのは当たり前
と言えば当たり前です。
ある人やある組織が主観で決めたものを「品格」と称し、
強制するのは無理があると思います。
周囲の人がどう感じるかだけの話です。
私の見て来た横綱の中でオーラ、気高さがあったのは、
「大鵬」「千代の富士」「貴乃花」「朝青龍」「白鵬」
の5人です。
「上品さ」は何とも言えませんが、みな「気高さ」、
「オーラ」を感じました。
角界を沸騰させたのもこの5力士だと思います。
土俵の鬼こと初代若乃花(貴乃花の伯父さん)も
凄かったらしいですが、私が幼すぎて私の記憶には
残念ながら残っていません。