清々しくもあり、上から目線みたいで恐縮ですが、
稀勢の里ってこんな人だったのかと感心した面もありで、
Yahoo Newsからご紹介させて頂きます。
白鵬は間違っていなかった
なお、感じた部分を抜粋していますので、
全文は上記の記事をご参照ください。
―(白鵬関との思い出で)特に印象に残って
いる場面は。
館内の歓声です。本当に忘れられないくらい、
白鵬関のときは、ものすごいものでした。
その一番は、初めて声援で皮膚がつぶされる
ような、それくらいの声の“圧”を感じました。
自分は、新横綱で優勝したこともありましたが、
あのときの国技館の歓声に勝るものはなかった。
つまり、白鵬関がいなかったら、あの体験は
できなかったんです。
注:「皮膚がつぶされるような」という表現の
仕方は斬新だと思います。
でも、本当にそう感じたんでしょうねえ。
―白鵬関は引退会見で、親方が連勝を63で止めたことを
記憶に残る一番に挙げていました。
まず63連勝した白鵬関がすごいですよね。
15連勝するだけですごいのに、それを63連勝なんて…
同じ力士として考えにくい。
白鵬関のおかげで、歴史的な相撲を取れてよかったと
思います。
あの一番があったからこそ、自分は大関に上がる
きっかけをつかみ、横綱にも上がることができました。
もしあの一番がなかったら、いまの自分はいません。
注:「まず63連勝した白鵬関がすごい」という
ことは確かなんですが、真っ先にその言葉は
なかなか出ないと思います。
そして、その後に続く言葉も非常に謙虚です。
―結果は、白鵬関の45勝16敗。
地位こそ同じ“横綱”でしたが、白鵬関と自分とでは、
記録から何もかもまでがまったく違います。
自分は、勝てなくなったから引退しただけで、
何もいいところはないですよ。
注:これもなかなか言えないです。
地位に固執する人は能力や実績ではなく、
地位ばかりを強調しますが、地位が実態を
伴っていないことは多々あります。
実質的な○○という方もよくいらっしゃいますし、
裏○○という場合もあります。
2022.1.8
自分を誇ることもなく、高いレベルで自分を含めて
客観視し、高いレベルで分析出来ているという感じが
します。
でも、決して大横綱ではなかったというとこが
面白いですし、Goodです。
インタビューをし、記事にされた方、飯塚さき
さんが優れているという面もあるような気はします。
一方で、横綱の時は品格を問題視されなかった
方々が引退し、理事となって今は協会を運営されて
います。
「横綱を引退すると品格もなくなってしまうの?」
とも思ってしまいます。
まあ、品格の定義の問題もありますし、攻撃する
場合の手段という面もありますが。