ジョン・マッケンローもラケットを破壊
することで有名でした。
「元祖」といってもよいと思います。
でも、彼の場合、審判の判定にクレームを
付けてということが多かったと思います。
当時と違って映像によるリプレー検証で
判定が覆ることのない時代です。
言ってみれば、人生をかけてさまざまな競技で
各選手が戦っているのに、当時は、「審判は神聖」
だとか、「ミスジャッジも競技の一部」だとか。
こんなのは、運営側の逃げ口上でしかなく、
ファンもそれをわかっているからマッケンローを
支持したと思います。
同じことをしても、不当なことに対する抵抗の
場合は支持を受けやすく、自分の感情をただ爆発
させている場合は不快感をまき散らすだけです。
「ラケットを破壊することによって精神を
コントロールし、試合を有利にするため
だから仕方ない。」
という擁護論もあります。
でも、所詮、それは自分本位を前提にした
考えにしか過ぎません。
喧嘩、八つ当たり、そして、以前も書いた
戦争なども、それ自体は別に悪いものでは
ないです。
何を目的にだとか、なぜに?という部分が
重要で、単なる個人的な理由の場合は、
周囲の支持を受けません。
OBを打って、クラブを地面に叩きつけても、
周囲の誰からも支持は受けず、うっとおし
がられるだけです。
2021.5.29
ゴルフの中継でも、自分がミスした時に
ブウたれた表情をされる選手は、いくら
強くても人気が出ません。
思い当たる選手、いらっしゃいますよね?
上田桃子選手などは、特に昔はよく怒って
いましたが、自分に向けた怒りというのが
わかるため、むしろファンが多いと思います。
実生活でも同じです。
周囲に当たり散らす人は、自分はすっきり
するかもしれませんが、周囲はその分、
気分を悪くし、その人を支持しなくなります。
ミドルやロングホールのティグランド。
たいていの人はドライバーを使うはずなのに、
なんでこんなにディボットが増えるのかしら?
と思っています。
出来れば、もし可能なら、地面への八つ当たりは
お控えいただき、ついうっかり八つ当たった
場合は、砂で埋めていただければと思っています。