例えば、
銀行員が毎日お札を数えている結果、
数えなくても、ふと持ったお札の枚数が
わかるようになる。
(わかっていても確認のため、数えますが)
牛丼屋で乗せる量が80gと決まっている場合、
習熟してくるといちいち秤に載せなくても
80gぴたりで掬うことが出来るようになる。
ということがあります。
貴方の専門職でも似たようなことがある
ことでしょう。
そのため、ゴルフでも何度もショットを打つ、
寄せをする、パットをすることが大事になり、
それが実際に上手さにつながって来ます。
才能だけでプロになり、マスターズに優勝する
選手はいません。
仕事でも一生懸命に取り組むことにより
よいアイディアが生まれ、大きな成果に
つながるケースがあります。
電気の知識も何もなく、青色LEDを発明する
意義もわかっていない人が、歴史に学べば
とてつもない発明ができるかもと、
いくら一生懸命世界史を勉強しても、ある日突然、
青色LEDを発明することはありません。
可能性のある方法で、課題を持って真剣に
取り組めば、道が開かれるかもということです。
ただ、気を付けなければいけないのは、
その努力だとか習熟を万能薬にしてしまう
ことです。
そう、
「成せば成る何事も」
「こけの一念、岩をも通す」
などの言葉です。
思いのほか長くなってしまいましたので、
続きは明日書かせて頂きます。
まあ、書いてあるんですが、長すぎて
読む方が嫌になるでしょうし。
2018.9.15
この格言を取り上げるのは2度目ですが、
この種の話を書く時は必ずある会社の
経営者の顔が浮かびます。
まあ頭はのよい方だと思いますが、で、本も
よく読み、よい言葉もよく知っているんですよね。
道徳心も強いです。
ただ、「社員に言うだけ」で自分は行動せず、
社員に対しては道徳心がないんです。
下請けメーカーに対しても道徳心はありません。
(要は、『外面がいいだけ』ってことですが。)