ドレスコードで一番大きなものは、「襟付き」の
問題のような気がします。
これがクリアされれば、
これらの問題は消えます。
で、なぜ「襟付き」が必要なのか?
詳しくは、↓
有馬ゴルフ:『襟付き』シャツのドレスコードがはずせない理由
かいつまんで説明をしますと、
「襟付き」⇒「服装は己のために非ず、相手に対する礼儀なり」
「自分の身だしなみを見た相手が、どのように感じるかが問題」
てなことから、当時のスコットランドの貴族たちは
ネクタイ・スーツ姿でラウンドしていたそうです。
時代が下り、1822年に出版されたゴルフのレッスン書
では、
「プレーに臨んで、なるべく腕の付け根に余裕のある
スーツ着用が望ましい。」
となり、
更に下って1800年代後半のアメリカでは、
「スーツが脱ぎ捨てられ、ネクタイが解かれ、
ワイシャツの袖と、ズボンの裾が半分に切られ」
となります。
そして、もっと脱がれてしまうことを恐れ、全米
ゴルフ協会が、1927年に「服装規程」を発表する
ことになります。
ここで、「せめて襟だけは付けて」となり、
「Men must wear shirts with collars.」
(男性は襟付きのシャツを着用しなければならない。)
これが「襟付き」ルールの起源のようです。
ただ、「Men」だから女性はこのルールに縛られない、
だから女子プロは襟なしでも構わない、という考え方も
出来ます。
いずれにせよ、時代と共にドレスコードは変わって
来ています。
そもそもの根本の理由が「相手への礼儀」だから、
「相手が眉をしかめるようなものでなければなんでも
いいんじゃないの?」
という考え方も出来ます。
従って、これからもドレスコードはより緩やかな方向に
動いて行くと思います。
2023.6.13
私が言えるとしたらドレスコードがあり、「それに
反しているからダメ」という考え方は、柔軟性ががない
というか、形式に縛られた考え方ということだけです。
その恰好を見て、不快に思う人が多いのかどうかの
方が大事です。
まあ、よくありがちですけどね。
ルールを作っちゃうと、そのルールだけにとらわれ、
何故そういうルールが出来たのかを忘れてしまうって
のは。
校則だとか社則にはそんなのが多いと思います。
それらは、そもそも上が管理しやすいようにという
身勝手な方向性で作られることが多いため、理不尽な
ものも多いです。
そんなルールでも、原則をおざなりにして、ルール
違反の指摘行為自体に喜びを感じまくってしまう人も
昔からいます。
ルールの独り歩きです。
まあ、歩かせたい人がいつもいるんですが。
いずれにせよ、ゴルフの「服装規定」。
時間をかけて緩やかな方向に流れていくと思います。