11月場所の13日目終了時点で、
1敗が貴景勝、2敗で照ノ富士、志摩ノ海が追う
展開となっています。
優勝争いというよりも、今の角界で一番強いのは、
白鵬か、復調著しい照ノ富士だと思っています。
まだ、怪我が治りきっていないとは思いますが、
照ノ富士は本当に強いです。
ですので、1差はありますし、首位が大関ですので、
順当ですと貴景勝の優勝なんですが、照ノ富士の
久々の優勝はかなり可能性があると思っています。
照ノ富士が台頭してきた頃、同じく台頭
してきたのが同じモンゴル出身の逸ノ城。
両力士とも巨漢(192㎝)で、その時の強さと、
大きさと、顔の怖さで
「仁王様がセットでモンゴルからやって来た」
と思いました。
歩くだけで相手が蹴散らされてしまうという
強さを示した新入幕当時の逸ノ城。
その彼が何故、今は低迷しているのかはよく
わかりません。
照ノ富士の低迷は、糖尿病と両膝の怪我の
Wパンチだったそうです。
膝の怪我はダマしダマしになるとは思いますが、
糖尿病を克服して横綱になった先例としては
第59代横綱隆の里の例があります。
是非、また大関、そして横綱になって欲しい
ものです。
2020.11.22
ですので、大相撲では怪我が一番嫌です。
宇良も今場所ようやく十両に復帰し、
勝ち越しを決めました。
千代の国もそうです。
今場所幕内に復帰し、勝ち越しを決めています。
その一方で、怪我がきっかけで低迷し、
浮上できずに廃業という力士は星の数。
相撲協会は、怪我の防止とかをどこまで
考えているんだろうと思います。
渋野日向子プロ、大谷翔平選手なんかが
2年も怪我で欠場ってのはイヤでしょ?
大相撲ではそれがしょっちゅうあります。
いくら格闘技とはいえ、もう少し何とか
出来るんじゃないの?と思います。
一方で、来場所はまた、幕内で怪力士
「明瀬山」の相撲が見れることになりそうです。
今場所、十両筆頭で勝ち越しましたので。
彼はあんこ力士の範疇なんですが、
あんこ力士と言っても普通はこんな感じです。
太ってはいるけれど、風船みたいに
中から筋肉と脂肪が皮膚を押し上げている。
でも、明瀬山には、身体の中から押し上げて
来るものがなく、チャウチャウの顔の皮の
ように全身の皮が垂れ下がっています。
このようなタイプで幕内まで上がってきた
というのは明瀬山以外にないと思います。
そして、本当はサスペンダーで廻しを吊り
上げるしかないのに、大相撲であるが故に
それも出来ず、毎回、自分で廻しをずり上げて
います。
写真の右側はちょっと暗いですが、相手に
廻しを下げられ、取組の後、自分であわてて
持ち上げている所です。
そういう所作ばっかりしているくせに、
まじめくさった顔で相撲を取る。
いや面白いです。