ご覧のように地球の大気は極めて薄い
ものです。
アンドレ・ザ・ジャイアントは
直立すると頭が大気圏を突き抜けて
しまうため、
カーリーヘア型のヘルメットが欠かせ
なかったそうです。
そう、あれは空気を吸うための一種の
宇宙服だったんですねえ。
椅子に座っている時だけ、
あのヘルメットを脱ぐことが出来たのです。
一方で、グリーン上では球が転がること
が求められます。
フェアウエイ上でパットをしても、
球は全然転がりません。
グリーンでは、芝が相当短く刈り込まれる
ことによって転がるようになっています。
ほぼ、ペッちゃんこです。
次に、水はけの良さが求められます。
水がたまると水の抵抗で球が転がらず、
ゴルフにならなくなりますので。
結果、グリーンの構造はこんな感じと
なっています。
上図は、専門とする会社の画像をお借りした
ものですが、実際のグリーンの芝は、絵の
ようにあんなにふさふさとはしていません。
そして、90%が砂で、大きく凹んだり
崩れたりしないように、他の10%の素材で
その砂を固めたものと言っていいでしょう。
一方で、グリーン上の芝。
先にほぼペッチャンコと書きましたが、
それは、これを見て頂ければ、
ご理解頂けると思います。
ちょっとこすっただけで、
すぐに砂地が出てきます。
そう、言ってみると岩にこびりついた苔
みたいなもんなんです。
ちょっとこすっただけで、剥がれてしまう。
どうぞ皆さま、
グリーン上では氷上を歩くような慎重さで
お願いいたします。
くれぐれも
「よっしゃ!バーディ!」
などとはしゃぎながら、飛び跳ねないように。
サブバッグを引きずりながらなんて
とんでもないです。
そもそも、サブバッグはグリーン上にまで
持ち込むものではありません。
2019.11.2
見た目は似ていますが、
グリーンとフェアウエイの芝は全くの
別物です(芝の種類としては同じ場合も
ありますが、処置がね)。
グリーン上でアイアンをダフったら
どうなるか?
それを想像して頂ければご理解頂けると
思うのですが、多分、ソフトボール大に
下地がえぐれ、芝はどこかにふっ飛び、
そして、グリーンキーパーが泣きます。