10万円給付はあるし、ゴルフもしなかった、
外食も買い物もしなかった。
とりわけ、家族での旅行キャンセルなら、
そこで10万ぐらい浮き、更に家族全体で
何十万もの臨時収入が入って、ウハウハ。
とは、当然ながらなりません。
臨時収入と支出抑制はうれしいですけど。
もちろん、人によります。
でも、働いている世代には、ボーナスが
減るかも、場合によっては出ないかも
という方々は多いでしょう。
それどころか職がなくなってしまった
という人も多々のはずで、浮かれている
場合ではありません。
今、仮に手元にお金があるとしても、
とてもすぐに使うわけにはいかない
と考える方は非常に多いと思います。
その結果、景気が悪くなる。
となると、景気ってなんなの?
という疑問が発生してきます。
手元にお金はあるけど、使う気になれない
⇒多くの企業は売上大減少
⇒社員削減
⇒削減された社員は当然購買力が弱くなる
⇒世の中全体ではますます物が売れなくなる
⇒人員削減をしても企業は更なる窮地に
いろいろと専門家の方が研究されているで
しょうけど、一言で言えば、景気の問題は
消費者が、
お金を持っているのか、持ってないのか、
そして、使う気になるのか、ならないのか
だけです。
となると、世の中を、世の経済を実際に
回している人というのは、資本家、経営者
ではありません。
購買意欲の沸き立つ商品を開発した人たち
その魅力を伝え、販売に結びつけた人たち
そのような商品の製造・販売に大きな問題点の
あった場合、それを解決した人たち
です。
これは堺屋太一さんが指摘してきた「知価」
の概念に近いと思います。
そして、多分、この人たちが正当な評価を
受けて来ていないという点が、資本主義の
一番大きな問題点です。
大きな特許事案を考案した人と、
それに対する正当な評価を行わない企業の
争いは腐るほど出ています。
ええ、今の資本主義は評価する人を間違えて
いると言えます。
厳密に言えば、間違えているのではなく、
パワハラで搾取しているだけなんですが。
2020.6.22
3月でしたか、学校を休校にした措置は
正しかったと思いますし、10万円給付も
言ってみれば英断だと思います。
給付の財源に関する後始末はこれまた
大変でしょうし、政府の措置の全てが適切
なものだったとは言えないかもしれません。
でも、よかった部分はよかった部分で、
マスコミはなぜそれを指摘しないんでしょう?
そして、社長さんたちもなぜ
「ご苦労さん」
の一言で終わらせ、
黙って自分たちの懐にだけ莫大な利益を
入れようとするんでしょう?