昨日「社長さん」とい書いたのは象徴的な
意味であり、実際には企業を運営する役員
全体だとか、役員につながりやすい人事畑
等の方々を指しています。
そして、それらの中から創業者社長さん等、
一線に立って商品開発をし、販売戦略にも
成功した方々は除きます。
昨日の話は、別に実際の商品開発だとか、
販売手法の実務畑で大きな業績を上げた人を
社長に、役員にという意味ではないです。
業績を上げたら昇格をというのも、実は
資本主義の大きな間違いの部分です。
得手不得手がありますので、
特別ボーナス等でケアすればよいだけの話です。
楽曲を手掛ける人だとか、作家だとかは
言ってみりゃ評価システムが出来ており、
彼らはその恩恵にあずかっています。
そして、彼らが出版社やレコード会社の
社長になるということもないです。
ただ、会社・企業に入ってしまうと、
そのような恩恵にあずかりにくくなります。
むしろ、まず、あずかれないと言っても
よいと思います。
企業の中がブラックボックスになっている
とも言え、これも資本主義の大きな問題の
1つです。
2020.6.24
大成功を収めた創業者社長。
その彼が社長時代、これこれの収入を
得ていたから、息子の二代目社長も
同額でというのは大きな間違いです。
先代社長と同じように開発・販売で
特筆的な業績を上げたなら別ですが。
ましてや会社を傾けてしまったなら、
個人は関係ねえじゃなく、自分の財産の
中から会社に弁済すべきです。
あと、コストカッターで会社を立て直し、
莫大な役員報酬をというのも、
言ってみればあり得ない話です。
取引先が企業という場合はまだしも、
自動車のように一般大衆をターゲットに
した企業で「大量の首切り」をすると、
大きな問題が発生します。
子々孫々までその企業に対する恨みを
買い、販売に大きな悪影響が出てしまいます。
旧社員たちは自ら購入するだけでなく、
親戚・知人にも自社の車をセールスし、
販売に結びつけてくれていたでしょうから。
わけのわからない人物を神のように崇め、
莫大な報酬を渡した一方で、
大量の首切りをしてしまった企業。
それだけで、復活には20年とか30年は
かかるでしょう。
4万人の首切りをしたとしたら、
多分、それが原因で10万台以上は売れなく
なるでしょうし、それがずっと続きます。
自分が首を切られたり、親族がそうなった
場合、いくら安い、性能がいいとしても、
その会社の車をまた買う人は極めて少ない
でしょう。