その筆頭は「お経」ですね。
子供の頃は、漢字も読めず、呪文としか
思えなかったんですが、大人になれば
読めるし、意味も分かるだろうと。
大人になっても全然わかんないです。
漢字の音だけはわかるけど、全体の意味、
そして、音程を表す符号、
未だにさっぱりわかりません。
結婚式の神前で謡われる「♪高砂や~」
もそうです。
大人になれば何を言っているのか、そして、
意味も分かるようになると思っていましたが、
未だに聞き取れず、従って意味もわかりません。
「高砂」は能の演目の1つだそうで、同じ理由で
能全般も、何を言っているのかよくわかりません。
従って、申し訳ないけど、能を面白いと
思ったことがないです。
一番わからないのは終戦時の「玉音放送」です。
何度もラジオで流された天皇の「詔勅」を
聞きましたが、未だに何を言っているのかが
よくわからないです。
そして、これを聞いて多くの日本人が涙を流し、
「日本は負けたんだ」とつぶやくドラマ等の映像を
何度も見ています。
それで、
「玉音放送で、日本が負けたってのがよく
わかったもんだ。」
と本当に感心し続けて来ました。
「昔の日本人はすげえなあ。」と。
でも、実際にはほとんどの人が理解できず、
雰囲気から何となく「日本、負けたってこと?」
ということだったらしいです。
「『もっと頑張れ』ってことだわ!」
と、勘違いした人も結構いたそうですし、
ちょっと安心しました。
2020.12.6
ゴルフもそうですね。
いざ自分がゴルフをやれば、テレビで見る
プロのようにバーディは当たり前、
ボギーなんてまず打たないと思っていました。
が、なんが、なんが、始めた頃なんて空振りは
しょっちゅうだし、そもそも当たったとしても
真っ直ぐにはボールが飛ばない。
イメージが全然違いました。
草書体もそうですね。
大人になったら、こんな文字を書けるように
なり、かつ、読めるようになるんだとばかり
思っていました。
全然違いましたね。
全く読めないですし、もちろん書けないです。
専門家でないと対応できないものが
世の中にはいくらでもあります。