玉鷲関がそのまま優勝してしまったのには驚きで、
高安関がとも思ったのですが、神がかりでもありました。
思った所をちょろちょろと。
12日目 貴景勝vs北勝富士戦
久々のチャンスに気合十分の北勝富士に対して、
立ち合いに変化をし、非難ごうごうとなった貴景勝。
でも、これはさして非難することではないと思います。
「真剣勝負の場」「横綱・大関が立会い変化など」
という気持ちはわかります。
でも、他のスポーツで言えば当たり前の話です。
野球には敬遠(逃げ腰の四球を含めて)がありますし、
古くは王選手、今では村上選手に各エース級が四球を
出すことは、残念ですが非難されるわけではありません。
ボクシングのタイトルマッチでも、指名試合でもない
限り、なかなか1位選手の挑戦は受けないです。
より弱い相手を選んで防衛したがります。
更に野球では、エースが変化球などを使わずに、
ストレートをど真ん中に投げ、
「打てるもんなら打ってみろ!」とはやりません。
いかに相手の裏をかくか、そしてバッターはいかに
それを読むかの勝負でもあります。
ボクシングでも、「今からストレートを打つよ」
とは言わずに、フェイントをかけ、出来るだけ
思わぬところから打とうとします。
むしろ、スポーツの面白さの1つには、そういう
駆け引きの部分が間違いなくあります。
大関の立会い変化を非難する人たちって、
そういう部分があまりわからない人たちなのかしら?
とも思います。
2022.9.27
昔は、横綱が変化をすると非難する声が出たものの、
大関が変化をするなんて日常茶飯事で、何も非難の
声は出なかったと思います。
マナーの拡大適用が大関にまで及んできたという
ことだと思うんですが、マナーマナーというあまり、
マナーは必要のない部分まで要求されがちではあります。
まあ、識者とか言われたい、呼ばれたいという
人たちによってですが。
一方で、貴景勝関は残念ながら、上位力士を押し
一発で押し出すことが出来る力士ではないです。
全盛期の千代大海とは違って、元々、押して
はたいて、更には張り手もという戦法が常套手段で、
組まれちゃったらもう終わりという力士です。
ですので、ここ一番だとか強い力士相手の時は、
立ち合いで変化をすることは十分に考えられます。
勝つためですので、それはそれでいいと思いますし、
悪いのはそれを読めなかった北勝富士関のほうです。
ただ、貴景勝関、26才で、はたき、変化を入れて
何とかしのぐという状態ですので、この先、大関の
地位を守っていくのはかなり苦しいと思います。
押し相撲力士がはたきを多用するようになると、
それは引退が間近であることを示します。
千代大龍関のようにそれを売りにし、長く活躍して
いる力士もいますが、幕内上位では厳しいでしょう。
昨日9/26(月)のハーフ所要時間
もっとも早い組 1:59
もっとも遅い組 3:01
OUT平均時間 2:45
IN 〃 2:33
コンペが3組入っており、コンペはどうしても
ゴルフ経験の少ない方も混じって来ることが多く、
こういう結果になりがちではあります。