多分、この件は年を実際にとって初めて
感じることですので、若い内はやっぱり
わからないんじゃないかと思います。
それで、思い出したようにちょろよろと
書いて来たんですが、また書いてみます。
年を取ったら出来るようになると思ったけど、できないこと。
年を取ったらできるようになると思ったけど、出来ないこと。②
今思うのは、たいしたことを経験し、いろんな
知識を蓄積してきたわけじゃないけど、20才
そこそこでよく社会に出たなあということです。
一般的にはその頃には成人、立派な大人と
認知され、否が応でも世の中に出ていく
わけですが。
あの頃なんて、社会のいろんなことを本当に
知らなかったし、技量もなかったし、ライトを
点けずに夜の道路を運転するようなものでした。
他に例えて言えば、スマホを家に忘れて外出
してしまった時の不安感。
家にも職場にもパソコンがなく、何かを調べて
たくても百科事典で調べるしかない、でも、
多分、情報量はネットほど多くはない。
こんな状況が近いです。
もしくは、小学校1年生が大学受験をし、
かつ、必ず合格しなければならないという状況。
もう絶望的です。
ゴルフで言えば、ドライバーがまっすぐ行く
どころか、どのクラブでも半分近くは空振り
するのに、100を切らなくてはならない状況、
これまた絶望的です。
してみると、年を取ってもたいしたことは
身に付いていないけど、取り組んできたこと
については、かなり経験値が高くなっています。
今、あの時の状態、社会人経験値が極めて
低い状態で「社会人を1年生からもう一度やれ」
と言われたら、絶対にイヤです。
「もう一度あの時に戻れたら」とはよく言い
ます。
が、今の知識や経験で戻るのであればまだしも、
それなしならまた同じことを繰り返すだけです。
知らない、経験がないが故にしくじりそうな
ことが多すぎます。
2024.5.21
これも多分、若い人には理解が出来ないんじゃ
ないかと思うんですが、人間の脳みそのキャパ
って、恐ろしいほどデカいです。
年を取ると個人差が大きくなりますので、
覚えるよりも忘れてしまうことのほうが
多くなってしまった人もいるかもしれません。
でも、自分自身で言うと、膨大な知識を得て
来たと思いますし、よく忘れずにいるなあとも
思います。
その一例はこれまで7年程、毎日書いて来た
ブログの内容を見て頂ければ、多少はご理解
頂けるかもしれません。
でも、これらは頭の中にある一部に過ぎません
し、これから先の10年でも続けていけると思い
ます。
そして、忘れてしまったことは何を忘れて
しまったのかすら思い出せないのですが、
そういうものが急に頭の中に湧き上がって
くることもよくあります。
存在すら忘れていた歌を1フレーズ聴くだけで
思い出し、そして歌うことも出来る。
本当に人間の脳って恐ろしいと思います。
人間だけでなく、生き物のかもしれませんが。