いざ、実際にラウンドが始まっても、
幸せはそこかしこです。
ドライバーでナイスショットした時の気持ちよさ。
周囲からの「ナイスショット!」という祝福。
「いやあ、ちょっとこすったけどな。」
「ちょっと、ヒールだったけどな。」
と言いつつ、それを聞いて湧き上がる更なる喜び。
1つの出来事が、本人には2度、
周囲には1度の幸せをもたらします。
ロングパットのカップインもそうです。
「ナイスパット!」
この場合は、
「読み通り!」
なんて傲慢なことを言う人は少なく、
「ごめんな、こんなん入っちゃった。」
という方のほうが多いのですが。
まあ、このようにラウンドに出ても、
幸せはそこかしこに存在します。
ただ、何かを言いたくてうずうずされて
いらっしゃる方、いらっしゃいますね?
わかってます。
ええ、ラウンドに出ると幸せはそこ
かしこに存在するのですが、不幸せは
もっと多く存在するんですよね。
「あかん!OB6発目だ。」
「あかん!また、ハズしちゃった。
押し出したのか、スライスしたのかさえ
もうわかんねえ!」
「ま~た、バンカー。」
「なんだあ。ま~た、バンカーのヘリ。」
こんなこともよくあります。
でもね、こういう辛さがあるから、
いいプレーの時の喜びが際立つじゃない
ですか。
ゴルフにおいての不幸せは、
幸福感の増幅材です。
2021.1.13
ゴルフの不幸せって、そんなのは
所詮、ちょっとだけその日の自分の
スコアが悪くなるだけの話です。
そうたいしたことではないです。
競技での1打は痛いかもしれませんが、
プライベートラウンドでのスコアなんて
慣れっこでしょ?
ですので、骨の髄までダメージを受ける
ことはありません。
それに比べ、ナイスプレーによる幸福感は、
帰りの車の中、そして、夜、布団に横たわって
から、しみじみと湧き出て来ます。
「あれはまさしく芯を喰ったなあ・・・・。
1発だけだったけど。」
この感情が精神や身体に悪いわけがありません。