「そもそも『流れ』なんて非科学的なもんは
存在しねえよ。」
と言われる方、思われる方も多いとは思いますが、
そんな方は無視して書いていきます。
結果的に、あとから振り返って、
「あのエラーで」
「あのパットを外して」
「あの放銃で(麻雀の話ですが)」
「あの長いパットを入れて」
『流れが変わった』と思う時は、よくあります。
でも、まだ流れが変わったわけではない時に
「そんなことをすると、流れが変わっちゃう。」
と思ったことが、先週日曜の
「第40回大王製紙エリエールレディスオープン」
でありました。
最終順位はこうなったのですが、優勝争いを
17番まで繰り広げていた柏原選手が、
17番ロングホールのセカンドで、2onを狙わずに、
レイアップのために「アイアンを手にした瞬間」
ですね。
当たり前のようにレイアップに成功し、3onと
なりましたが、ベタピンにはつかずにただのパー。
優勝を争っていた原選手はそこでハイブリッド
だったと思いますが、2onに成功し、イーグルを決めて、
優勝に王手をかけることとなります。
優勝争いから脱落していた三ヶ島選手も2onに
成功し、バーディを取っています。
今季の成績で言えば、柏原選手よりも原選手は
年下と言えど、格上の選手です。
その選手を相手にあそこで攻めに行かない時点で、
勝負は決まったと思いました。
更に言えば、流れを失ったことはわかっていました
ので、18番はティショットを打つ前から逆転どころか
「パーも危ない」と感じていました。
そして、予感通りのボギー。
「流れを失うとこうなる」というのは何度も
経験していますが、失う瞬間にそれを感じたのは、
私としては初めての経験です。
2021.11.23
「上位入賞でシード入りを」というプレッシャーが
柏原選手にあったことはわかります。
でも大叩きしても10何位であればシード権獲得
だったのですから、あそこでは安全策に行く必要が
ありません。
池が左手前にあるとはいえ、私の腕でも勝負できる
状況だったと思います。
魔が差したのかもしれませんし、1・2日目は
17番でバーディを取っていますが、3日目にはボギーを
打っていますので、その怖さがよぎったかもしれません。
でも、あそこはテレビの前の多くの人が、
「ええ~っ!うそ~?」と思った部分だと思います。
柏原選手が久しぶりに優勝争いをしてくれていた
だけに、本当に残念でした。
まあ、私、いつも流れを失った状態でラウンドを
していますので、流れを失っているとこうなる
というのは本当によくわかるんです。
「60㎝だけど、このパターン、外すんだよなあ。」
ほぼ確実に外します。