「初代北斗の拳」については、新年早々に長々と
書かせて頂きました。
この時ほど長く書くつもりはありませんが、ハイハイ
シオサイ30(2000年 パイオニア)も熱中した機械です。
危うくその筋の人に拉致されるかと思ったこともあり、
本当に思い出深い台です。
東京のホールで見つけた時は、正規基盤というか
B物化されていない至って穏やかな出玉をする台で、
面白くも何ともありませんでした(私にとっては)。
B物って、設置台数が全国的に多い機種の場合は、
同じB物プログラムが蔓延するのかもしれませんが、
多くの場合、同じタイプは地域限定です。
正式にB物だと発覚してしまえば、表向きかどうか
は別とし、経営者自身にも累が及ぶため、そうそう
簡単に出来ることではありません。
また、B物プログラムのチップを大量に製造し、
大量にさばくこともまた難しい面があるんだろう
なあとは思います。
で、ハイハイシオサイ30(2000年 パイオニア)のB物。
「30」というのは「30Ø(パイ)」、即ち、主として沖縄で
使用されるパチスロ用メダルの大きさのことで、直径
25㎜の通常タイプよりも5㎜大きいサイズです。
30Ø=沖縄パチスロ≒爆裂パチスロ(一部の地域で)
というイメージが定着した頃の1台ですが、このB物
ソフトの性能が変わっていたんですよね。
最初はなかなか見抜けませんでした。
正規のプログラムは雑誌やネット等に出て来ますけど、
おいしい思いをするためには、いかに早くホールでの
挙動からソフト特性を推測するかが大事になります。
B物ソフトも同様で、いかに早くその特性に気付くかが
勝てる勝てないの大きな差になります。
2023.1.23
「Ø」がラテン文字から来ているのか、ギリシャ文字から
来ているのかはわからないのですが、いずれにせよ
「パイ」と入力しても「Ø」は出て来ません。
ですので、当時から「なぜパイと読むのか?」、
「なぜ㎜ではないのか?」は不明なままです。
ただ、なぜ25㎜のコインではなく、30㎜のコインを使う
かについては聞いたことがあります。
沖縄はご存じのとおり、戦後、アメリカ統治下にあり、
アメリカのスロットの影響で1ドル銀貨を模したメダルが
使用されたからだと。
ただ、これも調べてみると、1ドル銀貨は30㎜ではないし、
そもそもインチが単位であるアメリカでピッタリ30㎜の
大きさのコインなど作られないだろうとも言えます。
真相は不明です。
ドルぐらい大きくて、日本の技術で作りやすい30㎜の
サイズにしたというだけのことのような気はしますが。