グランドシニア(70才以上)のゴルファーは
ベビーブーマーがその主体になりつつあり、
幼少期の栄養状態もよく元気というのが昨日の話。
ベビーブーマーであるが故に数も多いです。
ただ、ベビーブーマーの方々、
同世代にライバルが多すぎて、入試、昇進争い等に
おいては大変な苦労をされたと思います。
が、住宅ローンとゴルフにおいてはたいへん
得をされた世代とも言えます。
インフレ率が高いと所得の上昇が物価上昇の後追い
となりますので、苦しいことは苦しいです。
でも、借金のある場合、借金額もインフレに応じて
増額するわけではなく、借金額はそのままです。
そんな時、彼らは住宅ローンの借り入れを始めたん
ですね。
最初は大変でしょうが、ふと気付くとインフレも
収まり、上がった給与から考えると、毎月の返済額が
高校生の小遣い程度の金額に。
デフレ下ではその反対にどんどん負担が大きくなり
ますので、それを考えればもう夢のような話です。
ゴルフもそうです。
若い時には接待ゴルフが花盛りだったはずです。
そして、彼らの先輩方は退職してしまうと、
会員権などは高値の花で、ゴルフから遠ざかって
しまうというケースが多かったはずです。
が、ベビーブーマーの方々。
退職が見えてきた頃に、ゴルフ会員権暴落の時代が
始まったんですよね。
加えて、GORAのようにメンバーではなくても
ネットで、ゴルフの予約が出来るという時代も
始まりました。
彼らこそ、まさにゴルフの申し子のような世代と
言えます。
そんな彼らがグランドシニアゴルファーとして
活躍し始めたというのが現在の状況です。
体力的な質も数もそれまでとは雲泥の差です。
加えて、競争には慣れているはずですので、
競技への参加意欲も高いのかもしれません。
2021.12.13
彼らに続くのが私らの世代で、ゴルフを始めて
じきにネット予約が出来るようになりましたし、
40代初めには会員権の暴落も始まりました。
ですので、退職間近ではなく、40代初めでも
会員権を購入してしまうというサラリーマンが
続出した世代だと思います。
彼らも60才を超え、シニアゴルファーの世代と
なりました。
シニア、グランドシニアの世代はまだまだ活況を
呈していくだろうと思います。