1980年代に入るとインフレは急速に収まって
来たのですが、ゴルフ会員権はバブル崩壊まで
上り調子一本道でした。
それと同様だったのが、株価と地価です。
ゴルフ会員権、株、土地は1970年代、80年代の
3種の神器だったと思いますが、いずれも
バブルの崩壊で大幅下落となっています。
3者で異なるのはバブル崩壊後の価格推移です。
株価は戻ったわけではないですが、回復傾向が
あります。
地価とゴルフ会員権価格は下がったままで、
上昇の兆しがありません。
かつては、地価の上昇が速すぎて、貯金の金利よりも
高い率で上がるという時代がありました。
金利が5%とかでも土地はもっと高い率で上がり、
貯金が貯まるまで待ってたらいつまで経っても
土地を手に入れられないという時代です。
そのため、人口増加の中、住宅ローンを組んで土地を
購入する人が増える⇒ますます土地価格上昇という
傾向があったと思います。
人口増で家を建てる人がというよりも、一億総
中流の時代で、次男坊、三男坊も家を建てよう
とする時代になったという面が大きいと思います。
長男なら親の土地に建て替えればいいですが、
次男坊、三男坊は自分で土地を買うしかありません。
が、今は次男坊、三男坊自体が本当に少数になり、
マイホーム建設・宅地購入意欲は高まらないままで、
地価は据置状態という気がします。
人口の増減以上に、新たな宅地を必要とする
次男坊、三男坊がいなくなってしまったという
部分が一番大きいと思います。
高度成長期、土地価格は全般的に上がったというより、
宅地需要に引きずられて上がっていったのです。
それ故、バブルで土地も暴落しましたが、暴落が
一番緩やかったのは、まだまだ人口減少傾向がなく、
宅地需要が引き続き存在していたからです。
なんか話がそれて来ましたが、ゴルフ会員権の
底値安定状態については明日に続きます。
2021.12.14
年を取るほど個人差が大きくなってきます。
物覚え、体力、思考力の全てにおいてです。
40代、50代で既にその兆候は見え始め、
60代、70代、80代ではますますそれが顕著になります。
これはその世代の方々と接することの多い客商売の
方などは実感されていると思いますし、もしそれを
見たければゴルフ練習場に行けばよいと思います。
顔立ちは年配だけれど、姿勢や話し方が一般的な
年配者とは全然違うという方々が多いはずです。
もちろん、全員とは言いませんが。
身体を動かし、頭も使い、他人のことも気兼ね
しながらゴルフをされている方々っていうのは、
本当に健康だと思います。
まあ、その代表が今の団塊世代のゴルファー
なんですが。