団塊の世代の方々は、ゴルフ場の栄枯盛衰と共に
ゴルファー生活を送られてきたという面があって、
その話も含めてのシリーズとなってしまいました。
ゴルフ場の栄枯盛衰というのはひとまとめにすれば
次のようになります。
今では過半数のコースが
「③倒産を経て大手グループ傘下or再建へ。」
に属します。
が、このカテゴリーに含まれるコースは再生後、
高額な会員権募集を基本的にはしていません。
1口何千万円なんてコースはないです。
ほとんどが会員権の安いコースであり、
「預託金なし」というコースもこの範疇の
中のゴルフ場です。
「④償還を済ませて大手グループ傘下に」
は特殊な例です。
一部上場企業のような資本のしっかりした企業が
コースを作ったけど、あまり儲からないとか、
本業が不振になってで手放されたコースです。
そのため、預託金の償還をしっかり行った上で、
コースを売却というケースがほとんどです。
そして、④の事例は今後も発生するかもしれませんが、
数は少ないですし、預託金の償還は問題なく履行
されると思います。
となると、⑤⑥のコースが「何とか問題」で危ない?
となるのですが、⑤⑥は共に大都市近郊で、
いずれもバブル後を耐え抜いて来たコースです。
しかも数は本当に少ないです。
ですので、この点からも、償還金請求が殺到
して、大問題になるの?と思っています。
また、「危ない!」とかの指摘に続けて
「大問題になるというのにこれまで業界はただ
指を咥えて」
だとか、
「解決策を教えるから『↓』をクリック」
という言葉も付いてきがちです。
でも、ここ20年でどれほどゴルフ場が変わって
来たか。
団塊の世代のゴルファーの方々が一番ご存知です。
2021.12.23
償還金に関する実情も知らないし、実はバブル前、
バブル後、最近で、ゴルフ場がどのように変わった
かも知らないで書いてる記事は多いと思っています。
バブル以前なんてカードでプレー代の支払いが出来る
コースの方が珍しかったです。
基本的にキャディ付きで、当然キャディフィーも
必要でした。
キャディさんへの飲み物提供も当たり前の習慣
でした。
「ゴルフをする」のではなく、「ゴルフをさせて
もらいに行く」という心理的な部分もあった
と思います。
練習場も少なかったし、自動で練習球が出てくる
なんてのは夢のようでした。
ペットボトルがまだなく、水分補給は茶店か
キャディさんがポットに入れてくれている冷水のみ
という時代もありました。
ペットボトルではないから、飲料水を買っても
缶か瓶で、その場で飲み干すしかないということも
ありました。
カート、ネット予約の導入は、ゴルフに関する
労力を相当減少してくれました。
メンバーでさえ、電話予約よりもネット予約の方が
楽です。
そして、カートナビはゴルフをより楽しくして
くれました。
危険防止、スロープレー防止の点でも画期的な
システムだと思います。
「導入して」、「導入してくれて」本当に良かった
と思っています。
ゴルフ場サイドの人間、1ゴルファーの両面で。
まあ、一番大きく変わったのは、会員権の価格と
ビジターフィー、そしてコースの多さですけどね。
ゴルフをするのには便利な時代です。