規則には、「異常なコース状に態対する救済」
というものがあり、多分、多くの人はそれを
ご存じだと思います。
知らない方でも、同伴者に「それはこうやって
救済を受けられる」と教えられ、処置をしている
方も多いでしょう。
もちろん、プライベートラウンドでは、
「こんなん打てるわけねえじゃん。」
ということで、
球をそこらに動かしてという方も多いでしょうし、
それはそれで別に問題はありません
で、正式なルールの場合、
灰色の部分がカート道である場合もあるし、
排水口である場合もあり、当然、その上に
ボールが止まっていれば救済を受けられます。
ただ、往々にして問題となるのは、上図の
「B2」の場合において、
スタンスが異常なコース状態にかかるのか?
⇒かかれば救済を受けられる
⇒かからなければ救済を受けられない
という部分ですね。
例えば、次の例。
右利きの人が左側に打っていくのであれば、
スタンス的には問題がないように思われます。
ですので、通常はそのまま打つことが妥当です。
ただ、画像ではわかりにくいのですが、排水
口ですので左から右にかけて強い傾斜があるん
ですよね。
ですので、打てなくはないのですが、可能なら
救済を受けたいと考える人も出て来ます。
そして、状況によってはこのように打つケースも
あり得ますので、
「俺はこういうスタンスを取るから救済を受け
られるはずだ。」
とし、救済措置を受けるケースも出て来ます。
それは問題ないのですが、そういう理由で救済を
受けたのに、打つ段になって、
「やっぱり距離があるから、普通のスタンスで
打とう。」
と、打ち方を変更する場合ですね。
これもルール違反ではないはずですが、同伴者の
失笑を買ってしまうだろうなあと思います。
そして、外部の大きな大会でもそういう方が
実際にいることもあるそうです。
2024.8.13
このケース、先月のシニアクラチャンの時に
実際に発生した例です。
私、フォアキャディをしていて、目の前で
これが発生し、たまたまその組に外部競技へ
よく出られる方がいたため、聞いたんですね。
で、その彼の説明が上で書いた内容だったん
ですが、実際にそこに球の止まったメンバー
さん。
「このまま打てば、何も問題ないですよね?」
とそのまま打たれましたが、斜面に球があった
ため、球の上っ面を叩いてしまって100yd以上、
サードショットを残してしまいました。
「うわ、やっぱりなあ。」
と思いましたが、ラウンド後にスコアを確認
すると、そのホール「パー」。
なんで?
サードをベタピンに寄せたか、長いパットを
ねじ込んだんでしょうけどねえ。