推薦による入学だとか、就職はどこにでも
あり、それを特に悪習・悪弊と指弾する声も
ほとんどありません。
JAだって農家の次男が就職してくれれば、
その農家はJAの協力先になりやすいです。
信用金庫もそうで、自営や小規模企業の
ご子息に入庫してもらえれば、そこが
信用金庫としては地盤の固い取引先になります。
両者にメリットがあるため、日本中で
広く行われている事象であり、目くじらを
立てるほどの問題はないと思います。
そして、スポーツ推薦など、その中の1つの
分野の話にしか過ぎません。
ゴルフでも、例えば、東北高校ゴルフ部
出身のプロには、宮里藍さんを始めとして、
有村智恵さんら、著名プロがごろごろです。
男子でも同様で、多くの著名選手は推薦を
経てと考えるのが妥当です。
時間的な流れで言えば、結構早い時期、
遅くとも秋口ぐらいまでには内定が出て、
年内・年明けすぐに正式にでしょう。
このシステムで問題が起きるとしたら、
内定を出した側が、正式採用で不合格に
することです。
合格を受ける側が犯罪を犯したとか、
特殊なことがあれば別ですが。
そうでもないのに、そんなことをしたら、
その選手の人生が大きく変わってしまい、
大問題になろうかと思います。
で、江川さんの高校3年時のドラフト。
これは11月20日というもうすぐ年末という
時期に行われています。
「慶應大学に進学するため、入団はお断り
します。」
ということであったため、少なくとも内定は
出ていたと思います。
が、ふたを開けてみれば、それを信じ、
他大学を受験していなかった江川さんは
不合格。
急きょ、法政大学法学部第二部法律学科を
受験し、法政大学に入学することとなります。
法政で六大学リーグのピッチャーとして
投げられたから十分と思われる方も
いらっしゃるとは思います。
でも、「早慶戦で投げさせたい」が父
二美夫さんの夢だったそうで、二美夫さんは
本当にがっかりされていたそうです。
2020.10.13
当時、私立大学不正入学問題があり、
その影響を受けたという話もありますが、
不正入学と推薦入学はそもそも別物です。
金銭だとか、有力者の口利きでというのが
不正入学であり、通常の推薦は本人の能力を
認められてですので。
明日はこのケースと真反対の桑田真澄さんの
大学推薦問題を書きたいと思います。
この著名な両名をマスコミはよくぞ
よってたかって叩いたものだと思います。
栄養費をもらっていただとか、契約金が
上限を超えていたとかで叩かれたケースも
あります。
でも、そういうこともなしに、マスコミに
叩かれまくった学生は多分、日本の歴史上、
この2人だけです。