桑田さんの場合は、内定を蹴ったら、
蹴られた側が怒りまくって、いろんな
所に圧をかけたというパターンだと思います。
それに対し、マスコミも圧をかけた側に
味方し、蹴った桑田氏を叩いたということ
でしょう。
出身校にも圧をかけられた桑田氏は、
本当に四面楚歌の状況にだったと思います。
単なる1高校生なのに。
プロ野球の場合、見聞きする限りでは、
プロ入り志望
⇒本命球団じゃなければ
or指名がなければ内定大学or企業に
というケースが多いと思います。
言わば、条件付きの内定です。
一方で、
仮に指名されても、そして、それが例え
本命球団であっても、内定を出している以上、
拒否することは許さない
という内容の場合において、
そういう縛り自体がそもそも許されるのか
という面があると思います。
受ける企業側なり学校側は、言ってみりゃ
その選手が入っても入らなくても、土台骨が
揺らいでしまうというわけではないと思います。
しかし、その本人にしてみれば一生を大きく
左右する出来事です。
なぜあの時、あんな騒ぎになったのか、
これは早稲田大学ですが、関係者の弁を
聞けるものなら聞いてみたいです。
ただ、この件には面白い後日譚があります。
高卒で大学院受かるのか
桑田さんが2009年に早稲田大学の大学院に
合格した際の
「世間的に有名だからいいわけではありません。
(桑田さんらの合格は)あらかじめ決まって
いたわけではなく、厳正に選考した結果です。」
という早稲田大学広報課のコメントが載って
います。
ドラフト時の大騒ぎを知っている側からすれば、
そんなコメントじゃなく、
「『あん時はゴメンね。』入学です。」
と、言って欲しかったです。
ですので、江川さんと慶應の場合と違って、
桑田さんと早稲田の場合は、後日の関係修復が
明確なような気がします。
2020.10.14
昨日書いた私の高校の慶應推薦は、
優秀だからというよりも、地元有力企業が
慶應への推薦枠を持っており、私の母校が
東三河の伝統校だったからだと思います。
企業も学校もパイプを太くしておきたい
先があり、そのために推薦枠を使うという
ことは一般的なことだろうと思います。
もちろん、その枠のために正規の入試等で
合格レベルの人を落とすということではなく、
元々、組織のために用意した枠を使うだけです。
今振り返ってみると、時習館高校⇒慶應大学
⇒地元有力企業入社 という同級生、先輩、
後輩は結構います。
そして、私たちの時は、スポーツ推薦するほどの
レベルの生徒がいないけど、せっかく枠もある
ことだしということだったのでしょう。
で、ラグビー部の先生が突然、私に
「○ベさん、慶應に行かんか?」
だったのだろうと思います。
ウブな私はとてもとてもと思いましたし、
ずるい道みたいな気もして断ったのですが、
今の私なら間違いなく受けます。
「先生、ありがとうございます!」
とか言って。
体育会ではとても通用せんだろうけど、
そんときゃマネージャーでもやりゃいいやと。
明治の紫紺のジャージ、
早稲田のエンジと黒のジャージ
に並び、あこがれのジャージでした。
私の入った大学のユニフォームも
たまたま慶應と同じタイガージャージで、
バッタもんタイガーと呼ばれました。
ライバル校は早稲田によく似たジャージで、
両校の対戦は、メチャレベルの低い東海の
早慶戦と呼ばれていました。