また、パチンコであれば、持ち玉遊技中においても
2,400個入りのドル箱(等価交換で1万円弱に相当)
単位で遊技をやめるということがある。
パチスロにおいてもそのような傾向があるが、
パチスロのドル箱は1,500枚入り(等価交換では
3万円に相当)であるため、
パチンコのように箱単位での遊技の打ち切りが
難しく、結果1,500枚の中の200枚程度に手を付けて
しまったが故に1,500枚全部を打ち込んでしまう
ケースもある。
少なくともパチンコでは、1箱のうちの半分に
手を付けてしまったが故に残りの半分だけでなく、
コイン1,500枚に相当するパチンコ玉3箱を打ち込んで
しまうケースはまずない。
(これは、1日中、打ち倒すと心に決めている人を除いて
の話で、ヤメ時を常に考えている人はという意味ですが)
そのため、玉やメダルを残して遊技を打ち切る際に、
結局パチスロの方が平均的には余分にメダルを消化
してしまう、即ち、換金額がより少なくなってしまう
という現象がある。
それはどういうことかというと、同じ出玉率
(パチスロの場合は機械割というが)である場合、
パチスロの方がホールは儲けやすいということである。
ホールが利益を追求する企業である以上、パチスロが
隆盛に向かっている理由のもっとも大きなものの1つは
この事象によるということが容易に推測できる。
そして、それを裏付けるように、雑誌等においては
「パチンコよりもパチスロの収益率の方が高い」
という記事が多く紹介されている。
2022.5.1
元々、パチンコもパチスロも大当り終了後に
交換をしなければいけないルールでしたので、
ドル箱というのは概ね大当り1回分の大きさでした。
でも、ラッキーナンバー制が普及した時に
ドル箱タワーという現象が誕生したんですね。
これを見た人が「俺も」と射幸性を刺激され、
「ドル箱タワーが客寄せになる」とお店が気付いた
時から、営業形態が変わりました。
ドル箱タワーの出現率がより高まるようにと無定量
営業が登場します。
そして、同じ出玉でもよりたくさん出ているように
見せるため、ドル箱自体の大きさもどんどん小さく
なっていきました。
形状もまた、横から見るとわかりますが、
真四角から逆台形の形に変わっていきました。
高さや上の面積は同じでも逆台形だと入る個数、
枚数が少なくなり、より多くのドル箱が必要と
なります。
細かな部分ですが、人間の知恵というのは恐ろしいです。