そのため、次項ではパチスロの遊技性について説明
したい。
なお、パチンコ機において、収益性が高く、かつ、
遊技性も高いものが新たに登場すれば、再度パチンコ
へのシフトが始まるであろうが、
パチスロの持つ収益性や遊技性を考えるとせいぜい
パチスロの伸びが鈍化するに留まるか、または、
パチスロとパチンコそれぞれの貢献により業界全体が
活性化していくということも考えられる。
2 パチスロの遊技性(面白さ、魅力)
(1) 当り予告
パチンコでは「当り」と判定されようと、「はずれ」
と判定されようと、停止図柄をあらかじめ決定し、
それを表示するだけであるため、
停止図柄の選択において遊技者が何らかの操作を
行なうことはできない。
パチスロの場合はあらかじめ停止図柄を決める
ということが行われず、遊技機側で
「はずれ」
「小当り(パチスロ用語では小役)」
「中当り(〃レギュラーボーナス)」
「大当り(〃ビッグボーナス)」のみを判定し
なるべくそれに従った出目で停止させようとする
ものの、最終的な停止図柄決定を遊技者の停止
ボタン操作に任せている。
そのため、当りと判定された場合は、うまく停止
ボタンを押せば当り図柄で停止するが、たまたま
押すタイミングが悪くて当り目で停止させることが
出来ない場合は、
遊技機側のなるべくそれに従った出目で停止
させようとする作用により、いつもとは違った
リールの動きが発生したり、
通常時には出現することのないパターンで停止
ということが発生する。
前者を「スベリ」、後者を「リーチ目」と呼んで
いるが、いずれも効果としては当たり予告としての
機能を果たす。
2022.5.4
「スベリ」は動体視力の良い人、もしくは、
パチスロに慣れている人にしかわかりません
でした。
そのため、そうでない人は「スベ」っていることに
気付かず、席を立ってしまう方もいらっしゃいました。
そうなると、横目で見ながらそれに気付いていた
両隣の人たちによる当該台の争奪戦勃発。
「早くヤメろ、早くヤメろ」と念じつつ、
気付かれないように腰を半ば浮かせつつという
状態だったろうと思います。
「リーチ目」は、パターン的な法則性はあるものの
基本的には覚えたもの勝ちでした。
これは、リーチ目の多さが人気の理由の1つでも
あった「パルサー」の後継機のものですが、
多すぎてなかなか覚えられるものではありません。
パチスロ雑誌が普及したのも、リーチ目を紹介
するというお宝データの掲載が理由の1つだった
ろうと思います。
自分では打たず、客が座ってない台を1台ずつ
覗き回り、リーチ目で停止している台があれば、
それを打って大当り。
こんなことばかりをしている若者もいました。
必然的にホール滞在時間が長くなりますので、
時間に余裕のある者しか使えない攻略法ですが。
パチスロの必勝法を挙げるとしたら、他人が
獲得したものの放置してしまったボーナスフラグを
このようにひたすら拾い集めるということでしょう。
そうそうお宝は落ちていませんが、確実に勝てます。
パチプロが発生した理由の1つだろうと思います。
昨日のハーフ進行状況
もっとも早い組 1:40
〃 遅い組 2:50