日大アメフト問題から 日大アメフト問題からⅡ
今回の件はいろいろな教訓を生み、
ゴルフに関連する部分もありますので、
しつこいようですが、もう1回だけ。
1プレー目で(相手の)QBをつぶせ
⇒最初のプレーから思い切って当たれ
という意味です。
誤解を招いたとすれば、言葉足らずで
あったと心苦しく思います。
ただ、これは本学フットボール部において
ゲーム前によく使う言葉で・・・
言葉だけで100%を伝えられません。
言葉でいくら情景を説明しても、
映画や絵画ほどそれをクリアに
伝えることは出来ません。
ただ、言葉を添えることにより、
より伝えたいことが伝わりやすくなります。
その点で、言葉は補助的なものです。
映像データと音声データでは
データ量に膨大な差がありますし。
つぶせという言葉にしても
「飛んで止まるボールは、1層目が柔らかく、
そこを通過して固いコアをつぶす
だけのパワーがないと飛ばない」
という場合は、
思い切って当たるではなく、
確実にコアをグチャッとさせなければ
という意味であり、今回の本当の指示に
近いものとなります。
状況によって言葉の意味は変化したり、
ニュアンスが異なりますが、
会社がつぶれる
空き缶をつぶす
しらみつぶし
等の用例を考えれば、
今回の詭弁性は明らかです。
今回の大きな問題の1つは、
そういう不完全さを持つ
言葉の解釈で言い逃れ
をしようとしたことです。
今回は問題が大きくなりすぎ、
全ての言い逃れがOUTとなりましたが、
実生活ではいくらでも成功例があります。
その場合は、虚偽を証明することが難しく、
言い逃れた本人はそれに味をしめがち
なのですが、やられた方は
信用できるか出来ないか?
でその人を判断するようになります。
ですので、社会では信用が
とてつもなく大きな意味を持ち、
信用できない人は嫌われるのです。
日大の経営者層は残念ながら
しばらく信用されないでしょう。
ゴルフでも、打込みの解釈は
その言葉だけで判断しようとすると
解釈を誤ります。規則をよく読んで
その意図を探る必要があります。
2018.5.30
「インカム(ヘッドホン)を落として
反則プレーを見ていなかった」
とする主張についても、落としたとする
インカムを拾う行為が映像で認められ
なかったため、ボールではなく動きを
追っていたことが映像で確認できた。
恐ろしい時代というか、事実を追求
する時代になってきているのだと思います。
これで通用すると思ってきた方々、
今までのままでは通用しなくなりますよ。
「ただ、これは本学フットボール部において
ゲーム前によく使う言葉で・・・」
これも相手をなめた言葉であり、
誤魔化しを補助しようとする言葉でした。
「(無知な)あんたらは知らんかもしれんけど」
という気持ちが文頭に入っています。
「いや、あれはそういう意味じゃなくて・・・」
よく使われるこの言葉も敏感な方はもうここで、
「うそをつこうとしてるな」とピンと来ます。
誤魔化そうとすればするほど、
ばれやすくなるという傾向もあります。
汗かいて、延々としゃべり続けても
それは徒労です。
追記 2023.11.10
当時の日大経営陣、結局、別件でぼろを出し、
大学を追われましたね。
そういうものです。