上の画像はフェアウエイではなく、
グリーン周りのラフですが、左の画像は
すぐ下が土で寄せられる気がしません。
勢い、大失敗するよりパターで寄せてが多く
なりがちですが、右側だともう違います。
芝が芽吹き始めると、枯れていた茶色の芝も
持ち上げられるのか、全体の色はさほど
変わりませんが、寄せやすさが雲泥の差です。
そう、そんな季節にようやくなってきました。
茶色一色だったフェアウエイも、
緑の芝が芽吹き始め、それは日に日に濃く
なって来ます。
今のこの時期は、とりわけ頻繁にラウンド
される方々にとっては本当に嬉しい季節
だろうと思います。
ただ、この時期、ゴルフ場にとって頭の痛い
のがポアナですね。
写真の左側は、ポアナ優勢>ベント劣勢のグリーン
ですが、たぶん、当コースを始めとして、
日本各地のコースで悩みの種になっています。
クチコミなどで、「グリーンの芝が病気」とか
書かれる方もいますが、病気というのは、
右側の写真のような「シバ炭疽病」ですね。
ポアナは病気ではありませんが、
これから先、ベントとの色の違いが
より鮮明になってきます。
結果、「病気」と書きこまれる初心者の方も
出てきて、ゴルフ場としてはつらいなあ
ということになります。
2021.3.28
こういう状態を指して、
「グリーンが穴ぼこだらけのコース」
⇒★1
とか、書かれる初心者の方もお見えです。
知らないだけなんですが。
ミミズの運動会の跡をほったらかしにして
いるわけではなく、「エアレーション」
という芝の健康を維持するための予防策です。
先日はティグランドに砂撒きをしたばかりの
時にお見えになったビジターさんから
「ティーグランドが芝が無く砂だらけで
がっかりしました。
こんなコースは逆に珍しい。」
⇒★2
ということもありました。
年に1回のことですので、確かに「珍しい」
っちゃ「珍しい」んですが、初めて遭遇されたん
でしょうし、知らないんでしょうねえ。
また、「グリーンが病気」という点でいえば、
「あなたは病気、持ってないの?
うらやましいですねえ。」
とも思ってしまいます。
人間の身体と同様、常にすべての芝を健康な
状態にしておくことは本当に難しいです。