昨日紹介したように、こちらはグリーン土壌の
断面画像です。
地表面は本当に薄いのですが、これは冬だから
というのではなく、年がら年中、薄いです。
グリーン表面の芝が厚いとグリーンが遅くなり、
葉の長さで3㎜ほど、転圧をしますので、厚さは
1㎜あるかないかとなります。
ですので、靴底などで引っ搔いてしまうと、
大きなダメージになります。
サブバッグが各コースで禁止になった理由の
1つにもなっています。
禁止されているのに、サブバッグをグリーン
上に持込み、突っかい棒の足の部分で、グリーンを
深く傷つけるという事例が多発したんですね。
一方、こちらはグリーンエッジの土壌断面画像
ですが、フェアウェイやティーイングエリアも
同様の感じです。
緑の部分が瀕死状態ですので、一旦芝を削って
しまうと、ほとんど削ったままの状態となり、
新しい芽などはまず出ません。
深いディボットを作ってしまった時は目土をし、
芝の芽が出るのではなく、根が張るのを待つだけ
です。
グリーン上は薄い緑が残っていますが、他の
場所はどこも基本は枯れ芝であり、だからこを
冬場は「枯芝の上でゴルフ」となります。
2024.2.16
ティボットを作ってしまうと、砂をかけ、根が
張るのを待つだけです。
だからこそ、使用頻度の高いティーイングエリアは
冬季の痛みが激しいです。
ですので、ディボットを作るのは仕方ないにせよ、
ティーイングエリア上で下手なのにアプローチ
練習をして、そのたんびにディボットを作る。
こんなのは、メンバーさんやコース関係者に
見つかれば、どやされます。
もちろん、ディボットなど作らず、きれいに
球だけを打っていく人は何も言われません。
あまり良いことではないですが。
そして、ビジターの方々、ディボットを
直される方って、本当に少ないんですよね。
少なくとも私はこれまで、一人も見たことが
ありません。
一方で競技の立ち合いをしている時に、3人組の
メンバーがそれぞれにマイ目土袋を持ち、目土。
ええ、感動しました。