桑田真澄さんはマスコミによってダーティな
イメージを付けられ、それが原因でコーチ
・監督の道を絶たれた。
てな趣旨のことを昨日、書きました。
今になって彼の言動を知るにつれ、
野球に対する考えの深さ、知識の多さに
驚きを持ち、
そうであればあるほど、何で・・・
という気持ちが残ります。
似たような立場だったのは落合博満さんです。
ダーティなイメージというわけでは
ないのですが、「一匹狼」「協調性がない」
というイメージを付けられ、
更には、奥さんのことまでマスコミで
叩き気味に取り上げられるということが
多々ありました。
従って、落合さんもまたコーチ・監督に
なることはないだろうと思っていましたが、
突如、ドラゴンズが監督として招聘。
正直、前代未聞のことだと思いました。
当時の中日首脳陣の英断だったと
思いますが、その後の扱いがちょっと
という部分は残ります。
一方で、ジャンボ尾崎プロ。
日本のゴルフ史の中で燦然と輝く、
一番星です。
が、同じ時期に活躍した青木プロや
中嶋プロのように
大御所として解説をしたり、ゴルフ雑誌に
登場ということはありません。
まだ現役にこだわっているということも
ありますが、マスコミの叩きようがあまりに
ひどかったという部分が大きいと思います。
それも、太陽のように輝いていた時は、
ちやほやするだけで称えることしかせず、
その輝きが失われた時に出てきた数々の記事。
覚えていらっしゃる方も多いはずです。
2020.3.31
「ペンは剣よりも強し」
確かにその通りだと思います。
でも、強いが故に、刺された方は
堪らないんです。
「刺されても文句は言えない」
という例はもちろん多々あります。
だけど、
「それ、ちょっとちゃうんじゃないの?」
という場合でも、深々と刺してしまい、
周囲がそれを信じてしまう場合もある
ような気がします。
もちろん、個々の記者には正義感の
強い方も多いんでしょうけど、商売
が絡むとなあという印象があります。
匿名前提の一部のネットの意見も
そうです。
一方で、落合さんは正しいことを
追及する人だったと思います。
だから、それに反することには迎合
しないし、迎合しないことによって生じる
摩擦・軋轢も恐れない人だったと思います。
そして、迎合してくれないと
「協調性がない」と非難する人が出ます。
主に立場が上の人々です。