戦前の劣勢予想を吹き飛ばす3:0での勝利、
素晴らしかったです。
イラン
FIFAランキングはアジア勢最高の29位
(日本は50位)。
昨年のロシア・ワールドカップ最終予選を
10試合2失点と、超強固なディフェンスを
武器に無敗で突破。
本戦はグループステージ敗退となったが、
スペインやポルトガルを相手にも
見劣りしない激戦を繰り広げた。
2012年11月14日に行われたブラジルW杯
最終予選・ウズベキスタン戦での敗戦を
最後に、対アジアでの公式戦では39試合
無敗をマーク。
こんな国に勝てるわけないです、普通は。
でも、実は多分、もう森保ジャパンは
イランを凌駕していて、それを朧げに
当の選手たちは理解していたのでは?
と思います
そして、イランの選手たちもそれを理解し、
警戒もしていたろうと思います。
決して楽観視はしていなかったでしょう。
でも、結果が出る前にそれを理解できるのは
そのレベルに到達している人たちだけです。
多くの日本人が望外の喜びに浸ったのに
対して、多くのイラン国民にとっては
まさかの敗戦で、大変なショックを
感じた方はさぞかし多かったことでしょう。
結果を見てからでないと現在の実力を
理解できないためと言えますが、
イランのマスコミも過去実績を理由に
煽ったでしょうから、本当に痛ましい
ことです。
喜びの裏側には、常に同じだけの
別の方々の悲しみが存在します。
2019.1.31
実社会でもそうですね。
そこの一線で働いている人には
自分と他の人の優劣が十分わかるけど、
それを評価する人にはそれがわからず、
結果でしか評価が出来ません。
そのため、過去の実績に基づくだけの
決して合理的とは言えないた人選が
行われることがよくあります。
更には、結果をすり替えられてしまうと
評価基準たる結果も正当に評価出来ない
ものになってしまいます。
競争の激しかった団塊の世代の諸先輩方、
多分、そんな悔しい思いを何度も
されてきたことでしょう。
ライザップはそれを十分に理解し、
「結果にコミット」という言葉と
その結果を明確にアピールすることで
大成功しているとも言えます。
ゴルフでもそうです。
ハンディが多いと甘く見て、
登り坂の方に軽くひねられることは
よくあることです。
そして、もちろん今回の記事は、
結果だけを見て日本の方が実力が上
という前提ですから、
その前提が間違っていれば、何なんだ?
というものになってしまいます。
ちなみに世界ランクも結果だけを見て
決定されるものであり、現在の実力を
示しているものではありません。
リアルタイムでの評価は本当に難しいです。
追記:2024.2.5
世界ランキング17位の日本が21位のイランに
負けてしまいました。
実力は拮抗しており、こんなもんでしょう。
そして、イランの方々はかなり嬉しかった
だろうと思います。
それも悪いことではないです。