何も言われなくなってしまったのは、
立ち合いの時の「両手付き」も同じです。
一時は手付きが不十分だとされ、行司によって
「何度でも立ち合いをやり直させる」ということが
続いていました。
が、今では明らかに両手が付いていないのに、
行司は何も言わず、そのまま進めています。
もちろん、私は立ち合いの息さえ合えばそれで
いいという考えですので、今の方がよいと思って
います。
しかし、あの時はなぜあそこまで執拗だったのかと。
もちろん、ある特定の行司が偏執的にそれをやって
いたという面もありましたけど、理事会の考えが
変わったのかもしれません。
こういった部分は説明して欲しいんですけど、
そもそも規制をするならちゃんとルールを明確化
して欲しいんですね。
昨日書いた白鵬の張り手も同じです。
何でもかんでもルール化するのは窮屈では
ありますが、えてして権限のある側がルールにない
ことを強制しがちで、言われる弱者は困るんですよね。
ルール化したとしても一方的にというケースも
多いです。
「役職がついたから残業代はなし」
「開発職は考える仕事で、考えるのに時間は
関係ないから、残業代はなし」
いや別に元々、それにふさわしい高い給料を払うから
ということが前提ならそれは構わないです。
ただ単に、残業代を払わずに働かせようってのが
見え見えだと、人はやる気をなくします。
昇進し、給料額も増えたけど、働く時間が増えたのに
残業代支給がなくなった分、手取りが減るというのは
明らかにおかしいです。
私のいた会社だけでなく、この例はかなり多くの
企業で行われていたはずです(多分、今も)。
「なぜ日本人の給料は上がらなかったのか?」と
言うなら、こういう部分もその理由の1つです。
また、確かに考える仕事だったんですが、そういう
仕事って一年中、休み関係なしに朝から晩まで
そのことを考え続けるんですね。
頭から離れることがないです。
それを具体化するために会社で遅くまでやっている
作業代までケチろうとしているように、どうしても
感じてしまいます。
知らぬ内に社員に不利になるように退職金の支給
規定が変わっていたことを知った時も驚きました。
ルールは「きちんと」作り、きちんと告知すべきです。
2022.11.26
そう、そもそもが残業代自体を払っていない、払っても
実態よりごくわずかという企業も星の数です。
そういう企業では、役職手当が付くとちょっとだけ
手取りが増えますけど、それは自慢にはならないです。
また、昨日書きました前田山英五郎。
この方のエピソードは面白いです。
前田山英五郎
「クビになった横綱」
であるけれども、親方としては大成された方だと
思います。
いつの時代にも変わった面白いのはいるものです。