残念ながら、接待という言葉には悪いイメージが
ついて回ると思います。
でも、元々の意味は「客をもてなすこと」ですので、
言ってみりゃ善行です。
私はゴルフで接待をしたこともあれば、受けたことも
ありますが、それで相手先に業務上で便宜を受けた
だとか、便宜を与えたということはないです。
接待をした場合は、プレー代、食事代はこちら持ちで
あったものの、19番ホールだとかお土産というものは
ありませんでした。
そして、目的も
「あんまりうちの会社をいじめんといて」
というささやかなものでした。
ターゲットは、パチンコメーカーの組合の事務方の
チーフでしたが、大手メーカーではなかったため、
私のいた会社は何かいじめられてたんですよね。
それを改善すべくという催しでしたが、結果は
全然変わりませんでした。
要は、ゴルフの接待ぐらいじゃ、そうそう劇的な
効果は出ないよということです。
「お土産の封を切ったらなんかすごい物が入ってた」
とかでないと効果はないような気がしますし、これだと
接待ではなく贈賄になります。
一方で、接待を受けたというのは、プレーフィーを払って
もらってということが1度ありましたが、その接待には
二度と乗りませんでした。
喜んで毎回参加していたのは開発の課長だけで、
彼には部品発注の権限などなかったのですが、
相手はあると思い込まされていたんでしょうね。
当然ながら、その協力会社の長期間の努力は何の
日の目も見ませんでした。
もちろん、接待する側もそんなことはどうでもよく、
自分も会社の経費でゴルフが出来るということが目的
というケースも中にはあったろうと思います。
そういうケースは、両者が会社の経費を貪り喰う
ダニであり、接待にはそういう面がないことも
ないと思います。
ありがたく、効果があったのは、以前に述べた
無記名会員券を先方が使用してくれ、土日なのに
格安でプレー出来た時ですね。
もちろん、自分でそのプレー代を払うんですが、
「安い」ということがありがたかったです。
食事代を入れて、いつも1万円を切りましたので。
そして、一緒にゴルフをすると親近感も沸いて
仕事もやりやすくなるんですね。
性格もわかって来ますし。
「ただ一緒にゴルフをする」、これだけなんですが、
お互いの業務上にとってもよかったと思います。
2022.12.13
接待はいろんな形があると思いますし、今後も
なくならないと思いますが、大きな見返りを求めて
行われる場合、
これは、やる方も受ける方もろくでもない者同士
という気がしますが、純粋にゴルフだけの接待だと、
いくら接待しても不自然な見返りなどないです。
その程度の金額で相手も大きなリスクなど踏むわけが
ありませんので。
そういう点で、ゴルフ接待は結構、健全だと思います。
本当に共通の趣味を一緒に楽しむことによる親近感の
醸造が成されるだけです。
もちろん、ゴルフで本性がばれ、やらんどきゃ
良かったというケースもあるだろうとは思います。