「鳥肌が立つ」という言葉は寒さに震える時
だけでなく、感動した時にも使われると
思いますが、
感動した時、実はちょっと違う言葉を使うべき
ではないかと。
先日のボクシングの井上尚弥選手のKO劇、
これには久々に鳥肌が立ち、何度も繰り返して
放映されたシーンを更に何度も初めから
繰り返して見ていました。
何度も繰り返して見ているうちに
寒イボは出来ていない。でも、全身の毛が
ぞわぞわしているということに気づいたん
ですね。
何なんだこの感覚は?と思った瞬間に
産毛が逆立つ
という言葉を思い出しました。
そうです、この言葉が一番しっくりします。
同じ感覚は、ボクシングではマイク・タイソン
の試合以来です。
特に初タイトルを取ったトレバー・バービック
戦とか、初期の頃のものです。
そりゃ凄かったです。
こんな凄い選手、もう見れないかもと思って
いたら、まさかの日本人選手で見ることが
出来たんですから、本当に驚きでした。
でも、ゴルフでも同じような戦慄のシーン、
産毛が逆立つシーンがありました。
ボールはこんな、信じられない軌道を描いて
ピンに向かいますが、ピンの手前でストップ。
と思いきや、再び動き出したかのように
最後の最後でカップにコロン。
で、タイガーのガッツポーズです。
僕が知らないだけでもっともっと凄い
シーンはあるんだろうと思うのですが、
これを見た時もTVの前で産毛を逆立てて
いました。
ちなみにこれで2位に2打差とし、「タイガーの
優勝」と誰もが思っていたら、17・18番で
連続ボギーとし、追いつかれてしまいます。
プレーオフで勝ち、4度目のマスターズ勝利と
なったわけですが、これがタイガーの最後の
マスターズ勝利となりました。
(いや、まだまだ優勝するかもという気配が
再び出てはきましたが)
2018.10.9
井上尚弥選手のパフォーマンスは本当に
凄かったです。
その直前に拳四朗選手が3試合連続KOで
4度目の防衛を果たしています。
井上選手の試合を見た後で、再度、拳四朗
選手の試合を見ると、どうしても
「あしたのジョー」の青山君に見えてしまうん
ですよね。
いや、普通で言ったら拳四朗選手は非常に
安定感のある強い世界王者です。
ただ、勝ち負けだけじゃない、見る人への
インパクトにはどうしようもない差が
ありました。
負けたのに印象に残った例としては、
ちょっと事情が違うかもしれませんが、
オリンピック柔道銀メダルの篠原選手です。
未だにTVに出続けているのは、本人のキャラ
以外にその時の印象が相当寄与していると
思います。
その証拠に金メダルを取った他の日本選手の
名前を1人2人でもすぐに思い出せます?
その逆は、やっぱり今回のワールドカップの
日本チームですね。
確かに目標としていた決勝トーナメント進出
こそ達成しましたが、今の印象はどうですか?
たった3か月しか過ぎていませんけど。