JGAで制定するコースレートっていうのは、同じ
コースでも距離が異なれば変化して来ます。
そして、決して男女差別ではないですが、公平に
なるように同じコース、同じ距離でも、男女で
コースレートは変わって来ます。
当コースで言いますと、次のようになります。
コースレート
男性:黒74.4、青71.5、白69.1、黄66.7、赤64.5
女性:黒81.7、青78.9、白75.8、黄72.3、赤69.5
ですので、次の組合せがコースレート的には男女で
いい勝負になるということになります。
①男性:黒ティ コースレート74.4
女性:白ティ コースレート75.8
②男性:青ティ コースレート71.5
女性:黄ティ コースレート72.3
③男性:白ティ コースレート69.1
女性:赤ティ コースレート69.5
そして、たまたまなんですが、この男女の使用ティ
の組合せは、
①がマンスリーSクラス、①がマンスリーAクラス、
③がマンスリーBクラスで使用されているものです。
今年の初めから、Aクラスの女性は赤ティではなく、
黄色ティを使用するようにしたんですが、本当に
たまたまとしか言いようがないです。
一方で、女性が当コースの黒ティでラウンドをされた
場合のコースレートは「81.7」となります。
コースレート「81.7」って男性がもし経験しようと
すると、非常に難しいです。
Masters 2024: 9 Things Augusta National Doesn’t Want To Talk About
↑オーガスタナショナルは、推定値ですが、コース
レートが78.1だそうです。
全国ゴルフ場ランキング コースレート難易度ランキング
↑こちらで見ても、日本の1位がゴールデンバレー
ゴルフ倶楽部の「77.4」だそうです。
ですので、男性がコースレート「81.7」なんて
難コースを経験すること自体がほぼ不可能です。
そんな中、2年連続で当コースのクラブ選手権を
黒ティから打って制しているのが女性なんですよね。
クラブ選手権は女性でも黒ティからとなりますので、
普通は挑戦する女性がいないです。
でも、挑戦し、コースレート「81.7」をものとも
せずに優勝。
稀有な出来事だと思います。
2024.11.28
彼女はプロを目指しているという理由で、マンスリー
Sクラスでは女性が使用できる白ティではなく、黒ティ
から参加をしています。
そんな彼女でも、まだ女子プロの試験にチャレンジを
しておらず、チャレンジをしても最終テストを突破
することはまだまだ難しいだろうと思います。
してみると、現在の女子プロのプロテストはやっぱり
厳しすぎると思います。
既存のプロの保護という理由はあるでしょうけど、
プロとして活躍できる力量を持つであろう選手達の
活躍の場を奪っているとも言えます。
それは先々、プロを目指して行こうと考える現在の
ジュニアゴルファーたちの意欲減退につながるんじゃ
ないかなあと思います。
基本的に、制限されたものがあると競争というのは
活性化しないんですが、現在のJLPGA幹部たちは
その辺りをどう考えているのか疑問です。