ダルビッシュさんからは
「ジャッジは難しい。そこをわかってあげないと。」
などの指摘があり、それは理解できます。
でも、理解できない擁護論も割と強めに出ています。
「野球規則の8.02(a)では裁定に限らず
審判員の判断に基づく裁定は最終的なもの」
「野球のルールには原則的に“誤審”という概念はない。」
だから、審判の裁定は絶対であり、かつ、神聖なもので、
異議を唱えるべきではないてな部分です。
そこだけを取り上げれば、確かにそうです。
でも、なぜ、そういうことになったのか?を考える
必要があると思います。
そして、考えてみると、極端な言い方をすれば、
「審判なんてしょっちゅう間違えるから、しょっちゅう
揉めて、競技が進行しない。
だから、間違いでもいいから、審判の判断を絶対とし、
お互いに文句をつけないようにしようや。
平均すれば、損することもありゃ、得することもありで、
トータルでは大きな問題は出ないだろ?」
しかないと思います。
ですので、審判には例え自分の中で迷いがあったと
しても、「毅然」と判定を下すことが求められますが、
「条文を盾に威張って」はダメだと思います。
権限を持たされているからこそ、より謙虚である
べきです。
そして、そういうことになった理由、審判の判定が
絶対となった理由を解消できる方法(ビデオ判定)が
導入可能になった今はどうすべきなのか?
審判の方々こそがその導入に積極的になるべきです。
決して、その抵抗勢力になってはいけませんし、
なったとしたら、それは既得権のみを主張して
保身を図る人たちと何ら変わりがありません。
2022.5.12
大相撲でのビデオ判定の導入は本当に凄いことだった
と書きましたが、実のところを言えば、そうせざるを
得なかったという面もあります。
野球やサッカーでは全てのプレーを再検証したり、
TV局側が繰り返し再生するわけではありません。
そして、プレーはどんどん進行しますので、
いちいちいろんなプレーをスローモーションで
再生する余裕もありません。
でも、相撲は、プレーが1番1番で途切れますので、
中継では全ての取組を再生します。
特に、勝負の決まり間際の辺りを何度も何度も、
或いは、更にスローモーションにして。
ですので、行事の軍配がおかしかった、しかも、
物言いもつかなかったとなると、抗議電話が殺到
しちゃうんですね。
協会になのか、NHKになのかは知りませんが。
ビデオ導入の契機となった、大鵬vs戸田の取組後も
物凄い数の抗議電話だったそうです。
事実をなんらかの方法で、隠蔽だとか胡麻化そうと
するのは、もちろんよくないことですが、これから先、
ますます出来なくなってくると思います。
(やるとバレてしまう)
ですので、審判の権威という過去の遺物も近い将来は
なくなってくるように思いますし、それはそれで
問題はないように思います。
「伝統を守れ?」「歴史を尊重しろ?」
Augusta National Golf Clubもそれを理由に、
女性メンバーを認めない方がよかったんでしょうか?
もっと言えば、アメリカは長く行われて来たとおりに
白人専用トイレ、有色人種専用トイレがそれぞれ
あった方がよかったんでしょうか?
昨日5/11のハーフ所要時間
もっとも早い組 1:39
もっとも遅い組 2:44
OUT平均時間 2:29
IN 〃 2:21