白鵬は「張り手」でも批判されています。
でも、「張り手」を持ち出すならそれを使う白鵬
ではなく、「張り手」のルール的是非をまず問うべきかと。
個人的には「張り手」自体を禁止して欲しい
と思っています。
「張り手」の怖さはこちらの映像を見れば
ご理解いただけようかと思います。
1989年前後の横綱大乃国と板井の取り組み4番です。
板井がなぜここまで執拗に「張り手」を繰り出した
のかは、↓でご推測ください。
板井ウイキペディア
映像に戻りますと、板井は明らかに「張り手」で
ノックダウンを狙っています。
「張り手」を打つ腕に重心が乗っています。
こんな、ボクシングみたいになりかねないから
「張り手」を出来れば禁止にして欲しいと思っています。
一方で、白鵬の「張り手」には重心が乗っておらず、
駆け引きの1つとして使っているということが、
おわかり頂けると思います。
「横綱らしくない」という声もありますが、
それを言ったら、張り手を使ったことのない
横綱など過去に一人もいません。
白鵬パッシングが先に立ち、理由付けの1つに
「張り手」が使われているだけのような気がします。
白鵬自身も、こんなきつい「張り手」を喰らって
いますし。
2021.7.23
横審は張り手について、
「やりすぎなんじゃないか。
横綱の振る舞いとして見苦しい、
と(委員の)ほとんど全員から意見が出た。」
と言っていますが、納得させることの出来る
理由は述べず、単に個人の主観を言っているだけ。
その時その時の感情だけで、下の者に言い放ちがちな
脳なし経営者、上司にに多い行動です。
と、とぼけても、言われた側は
「感情だけで上から偉そうに言やがって。」
と、忘れることはありません。
また、板井VS大乃国の3番目の取り組みでは、
大乃国が報復とばかりに立ち合いで張り手に行き、
残念、スカッと空振りしています。
そして、潜り込まれて後手に回る結果となって
います。
そのように張り手は張る方にも隙が生まれがち、
特に脇の下がという面があり、必ずしも張りに
行ったもん勝ちではないです。
更に言えば、大乃国は今の芝田山親方で、協会の
広報部長・総合企画部長・博物館運営委員です。
もちろん、それ以前に元横綱です。
その方が張り手を喰らってKOされたからと、
次は平幕相手に自分から張り手に行って空振りし、
結局、板井には通算3個の金星提供。
う~~ん と思うのは私だけでしょうか?
ちなみに大乃国自体は好きでした。
運動神経がよさそうな感じではなく、
モタモタとした取り口でしたが、
八百長を嫌うガチンコ力士でしたので。
だからこそ板井に付け狙われたという部分も
あります。